東京駅開業時からプラットホームの屋根を支えていた鋳鉄製の柱は一見の価値あり?!
保存されている柱の下部には、製造年月と製造した会社が、浮き出しの文字で記録されています。
文字のほとんどは(理由は分かりませんが)削られて消されており、「明治四十一年●●」と「株式会社東京●●●●●製造」の文字だけ、読むことが出来ます。
明治41年ですと、中央停車場(開業時は東京駅と改称)の建設工事に、着手した年と同じですね。
保存されている柱の横には、説明板が設置されており、東京駅開業当時の“プラットホームの写真”と“説明文”が、掲載されております。
写真をよく見ると、プラットホームの屋根を支えていた柱や骨組みは、薄い緑色で塗装されていたことが分かります。左側には完成したばかりの丸の内駅舎も見られます。
説明文には、
「 東京駅第二乗降場(5番線・6番線ホーム)は、1914年の東京駅開業と同時に設置され、屋根は鋳鉄製柱で支えられていました。戦災の影響などにより、屋根の大部分は失われましたが、鋳鉄製柱14本を含む一部は、2015年まで開業当時の状態のまま使用されていました。
2014年、東京駅は開業100周年を迎え、開業当時の姿をとどめる屋根も、長い年月の経過により、傷みが目立つ状態となったため、新たな屋根への建替えを行いました。
100年以上の間、屋根を支え続けた鋳鉄製柱は、その役割を終えましたが、開業当時の姿を後世に伝えるため、2本をホームに保存することとしました。
2015年 東日本旅客鉄道株式会社 東京駅」
との内容が、掲載されております。
こちらのブログ記事の写真を撮影したのは、保存された年と同じ2015年ですので、保存するためにアイボリー色に再塗装された、非常にきれいな状態になります。
上部の装飾されている部分は、何度もペンキ塗りされていると思われ、細かい模様の輪郭などは表現が曖昧になり、デザイン性がやや薄れている印象です。
写真を撮影したのが2015年のため、ホームドアが設置される前の、懐かしいプラットホームの姿です。
山手線の車両はE231系ですし、やや懐かしいですね。
現在も、開業当時から東京駅の屋根を支え続けたレトロな柱が、保存された年と同じような綺麗な状態で、ホームの端っこに佇んでおります。
鉄道遺産のひとつが、東京駅利用者なら誰でも身近に見られるのは、ありがたいですね。
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