土手の伊勢屋、江戸前天麩羅の天丼をガッツリといただきたいならお勧め!
土手の伊勢屋さんは、江戸前の“天丼”をメインに提供している天麩羅屋さんで、明治二十二年創業の老舗店。
天麩羅をどんぶり飯の上にのせて、タレを掛け、お箸で掻き込める“天丼”は、早く食事を済ませたい気の短い江戸っ子の要望で誕生したんだとか。
江戸前天麩羅は、江戸前(東京湾)で捕れた魚介類を串に刺して、ごま油で揚げていたそうですが、時代の流れにあわせて野菜の天麩羅(精進揚げ)も加えるようになった様です。
開店後は、(一巡目に間に合いましたので)それほど待たされることなく、席に案内されました。
どの天丼を頼むかは、お店の外で待っている時に聞かれているので、お茶で喉を潤いながら少し待ちます。
あー、このお茶、美味しいですね~
茶碗のお茶が無くなりそうなタイミングで、お茶を注いでくれますので、お茶の減りに気を遣う必要は無さそうです。
料理が提供されるまで、古い木造の建造物でも眺めて、待ちましょうか。
創業時の店舗は関東大震災により全壊してしまったそうで、現在の建物は昭和二年に建て替えられたんだそうです。
登録有形文化財に登録されています。文化庁が交付した標識が、店内に飾られていますね。
ちなみに、昭和初期の頃の、こちらのお店の天丼は、40銭だったとか(安いのか高いのかケントーがつきませんが・・)。
店内に入ってからも、けっこう待たされて増すが、店主が黙々と天麩羅を揚げている姿がみえるので、大人しく待ちますね。
ごま油のいい香りが店内に充満していて、空腹限界のお腹がグーグーと鳴っているのが、ややツラいです。
天丼、どぉーーん!
待ちに待った、天丼のロ(←イロハのロ)の登場です。
それにしても、すっげーボリューム!
天麩羅のネタは、海老、穴子、烏賊(かき揚げ)、南瓜、獅子唐、でした。
お吸い物、どぉーーん!
穴子の肝吸い(うなぎでなくて穴子です!)。
こんなでっかいお吸い物、初めてみたかも・・
お椀は、天丼とは別料金ですが、ケチらないでつけました。
では、江戸前の天丼を、いっきに頬張りますよー
まずは、主役の穴子から~
衣はサクサク、身は肉厚なのにふわっふわですね!朝〆なので、においがぜんぜん気にならない。
天丼のタレは、色は濃いですが、意外とあっさりしています!
海老天は、まぁ、普通かなぁ。普通に美味しいです。
タレがよく絡まるように、衣の花を咲かせてますので、大きく見えます。
揚げ方のせいなのか、海老の大きさのせいなのか、海老特有のぷりっとした食感は少ないですー
端休めのお新香です。こちらは天丼にデフォでついてきます。
このお新香、おいしい~
タレがしみた、ごはんもおいしい。
写真は箸を行儀良く使ってますが、こちらの天丼はご飯を掻きこんだほうが、んまいかも・・・
アホちゃうんというくらい、厚切りしたカボチャの天麩羅です。
江戸前の天麩羅に野菜はないから、このお店のオリジナルですね。
でも、何でこんなに、ぶ厚いんだろう。昔の吉原の客層が、求めていたからなのかな~
兎に角、天麩羅もお吸い物も、ご飯の量も、すごいボリュームでしたよ。
個人的には、イカのかき揚げが、衣だらけで一番ツラかったかも。二番目は南瓜天(笑)。
あと、天麩羅が少し揚げすぎに感じましたね、いい素材をつかってるのに勿体無い。
満足満腹、ご馳走様でした。
これからも、江戸前天麩羅とその技量を、伝承し続けて欲しいです!
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