HOLGAレンズを使い、下町の「暑い夏の日」を切り撮ってきました
フルサイズのデジタル一眼レフ(NIKON D800)に、HOLGAレンズを装着すると、機能や画素数などにおいてオーバースペックな“トイカメラ”に変身します。
■ HOLGA ニコン一眼レフカメラ用レンズ HL-N(BC)
- 焦点距離:60mm
- 絞り:F8固定
- 重さ:約25g
- ニコンFマウント仕様
- ブラックコーナーエフェクター搭載
HL-N(BC) は、プラスチックレンズを使用した短焦点レンズで、周辺光量落ちするブラックコーナーエフェクター機能を搭載しています。
絞りはF8固定ですので、露出モードをマニュアルにして、シャッター速度とISO感度を設定しながら、露出量を調整していきます。
焦点距離が60mmで、レンズに手振れ補正機能が無いことから、シャッター速度を1/60より速くすると、手ブレによる失敗写真が少なくなる傾向です。
暗い場面では、ファインダー像が非常に暗くなるので、(いちおうファインダーを覗いていますが)勘を頼りにしたノーファインダーに近い撮影になるときもあります。
では、カメラをオモテに持ち出して、太陽からの光の向きを気にしながら、撮影していきます!
先ずは、俯瞰からの撮影。
主題は位置は真ん中で、あまりゴチャゴチャした要素は、入れないほうが良さそうです。
ミンミンゼミが、ど真ん中にいるのですが、(写真だと保護色により)何処に居るのか判りにくいです。
セミが逃げないように、焦らずゆっくりと、ジワリジワリとセミに近づいて、30cmくらいまで寄っています。
陽射しが順光で、送電線の鉄塔がギラリと反射する位置に移動して、パシャリと。
短焦点レンズなので、自分が動いてフレーミングしています。
暑い夏を象徴する花といえば、やっぱりヒマワリ。
青空を背景にすると、より夏らしくなりますね。
こちらは、ちょっと変わった品種の、八重咲きのヒマワリです。
普通にマンションですね。
あまりにも天気が良いので、布団や洗濯物を干している家庭が多かったです。
無機質な構造物も、青い空には映えます!?
都電荒川線のレトロ車両が目の前を通過。
置きピンできないので、適当に流し撮りしています。
夏を代表する花といえば、百日紅(サルスベリ)もありました。
(寺院山門の瓦をクローズアップ)
(小さな稲荷神社)
ファインダー像を見ると、暗くて何も見えなかったので、ノーファインダーで撮影。
周りにさえぎる物がないので、とてもアズイです。
隅田川の辺にあった、木陰のベンチでひと休み。
セミの鳴き声が五月蝿く、暑さを強調してくれますが、川風がとても涼しく感じます。
荒川遊園の、高さ32メートルの観覧車。
昭和29年に登場したそうで、レトロっぽいつくりが気に入っています。
(飛行機をイメージした公園の遊具)
(どのレンズでもそうですが)このレンズは特に強い逆光が苦手です。
太陽を直接入れると、プラスチックレンズを使用していることから、目には見えないものが、たくさん写ってしまいます。
西日暮里駅。
駅の近くにある、ホームと同じくらいの高さの歩道橋から、京浜東北線をパシャリと。
車両のラインカラーは“スカイブルー”です。
(公園でひと休み!?)
木々が多い公園は、暑い夏の日に、とても有り難味を感じます。
こちらは、日暮里駅から徒歩1分の場所にある、ステーションポートタワー。
(下御隠殿橋[しもごいんでんばし]から)
日暮里駅の北改札口から、すぐの場所にあるトレインミュージアム。
新幹線は鉄柵越しに眺められます。
この鉄柵は、望遠レンズを使っても簡単には消せないので、こんなチープなレンズで消すのは絶対に無理。
なので、鉄柵を効果的に利用してみました。
夕やけだんだん。
この階段を下りると、谷中・根津・千駄木といった、下町風情を残す町並みが広がります。
カキ氷の“のぼり旗”は、夏の風物詩のひとつですね。
住宅が密集している地域で、路地も多いです。
自分が路地の写真を撮るときは、液晶ライブビューを使い、目の高さよりも高い位置から、斜め下を眺めるようにしています。
が、HOLGAレンズ装着では、液晶に映った画がかなり暗くなるので、ノーファインダーで撮影しています。
(千駄木の路地裏)
(谷中の路地裏)
谷中といえば、猫が多いことでも有名ですね。
暑い日中は、鳴りを潜めていましたが、夕方になってから見かけるようになりました。
あ、黒猫と対峙してしまいました。
間合いを詰めて行こうとしましたが、どうやらこの距離が限界のようでした。
こちらは逃げない猫の置物。
谷中銀座の色々な場所を探すと、猫のオブジェがこちらを眺めているのを、発見できます。
トイカメラ風に写せる“HOLGAレンズ”は、写真撮影の楽しみのヒントを与えてくれるレンズだと思います。
高機能なデジタル一眼レフカメラを、スペックダウンしてくれるので、自分の腕試しにはちょうどよい。
なによりも、カメラやレンズの性能に頼らない、撮影が出来ますからね!!
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