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2016/08/20

HOLGAレンズを使い、下町の「暑い夏の日」を切り撮ってきました

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デジタル一眼レフカメラに“HOLGA レンズ”を装着して、町中をガンガンと歩きまくり、自分が気に入ったシーンをスナップ撮りしてきました。

今回の写真のテーマは、約5年前にブログ掲載したときと同じ、「夏の日」。

照りつける陽射し、青い空と入道雲、脳天を焦がしそうな暑さ、涼を感じる写真、などを意識して、独特の雰囲気に写せるHOLGAレンズの特徴を活かせるように、クリエイティブ寄りな作品に仕上げてあります。

日の丸構図が多いユルイ写真になりますが、東京の下町からはじまり、臨海副都心、三浦海岸、横浜の港町、基地の町へと、散歩シリーズが続きますので、最後までお付き合いください。

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フルサイズのデジタル一眼レフ(NIKON D800)に、HOLGAレンズを装着すると、機能や画素数などにおいてオーバースペックな“トイカメラ”に変身します。

■ HOLGA ニコン一眼レフカメラ用レンズ HL-N(BC)

  • 焦点距離:60mm
  • 絞り:F8固定
  • 重さ:約25g
  • ニコンFマウント仕様
  • ブラックコーナーエフェクター搭載

HL-N(BC) は、プラスチックレンズを使用した短焦点レンズで、周辺光量落ちするブラックコーナーエフェクター機能を搭載しています。

絞りはF8固定ですので、露出モードをマニュアルにして、シャッター速度とISO感度を設定しながら、露出量を調整していきます。

焦点距離が60mmで、レンズに手振れ補正機能が無いことから、シャッター速度を1/60より速くすると、手ブレによる失敗写真が少なくなる傾向です。

暗い場面では、ファインダー像が非常に暗くなるので、(いちおうファインダーを覗いていますが)勘を頼りにしたノーファインダーに近い撮影になるときもあります。

では、カメラをオモテに持ち出して、太陽からの光の向きを気にしながら、撮影していきます!

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先ずは、俯瞰からの撮影。

主題は位置は真ん中で、あまりゴチャゴチャした要素は、入れないほうが良さそうです。

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ミンミンゼミが、ど真ん中にいるのですが、(写真だと保護色により)何処に居るのか判りにくいです。

セミが逃げないように、焦らずゆっくりと、ジワリジワリとセミに近づいて、30cmくらいまで寄っています。

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陽射しが順光で、送電線の鉄塔がギラリと反射する位置に移動して、パシャリと。

短焦点レンズなので、自分が動いてフレーミングしています。

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暑い夏を象徴する花といえば、やっぱりヒマワリ。

青空を背景にすると、より夏らしくなりますね。

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こちらは、ちょっと変わった品種の、八重咲きのヒマワリです。

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普通にマンションですね。

あまりにも天気が良いので、布団や洗濯物を干している家庭が多かったです。

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無機質な構造物も、青い空には映えます!?

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都電荒川線のレトロ車両が目の前を通過。

置きピンできないので、適当に流し撮りしています。

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夏を代表する花といえば、百日紅(サルスベリ)もありました。

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(寺院山門の瓦をクローズアップ)

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(小さな稲荷神社)

ファインダー像を見ると、暗くて何も見えなかったので、ノーファインダーで撮影。

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周りにさえぎる物がないので、とてもアズイです。

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隅田川の辺にあった、木陰のベンチでひと休み。

セミの鳴き声が五月蝿く、暑さを強調してくれますが、川風がとても涼しく感じます。

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荒川遊園の、高さ32メートルの観覧車。

昭和29年に登場したそうで、レトロっぽいつくりが気に入っています。

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(飛行機をイメージした公園の遊具)

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(どのレンズでもそうですが)このレンズは特に強い逆光が苦手です。

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太陽を直接入れると、プラスチックレンズを使用していることから、目には見えないものが、たくさん写ってしまいます。

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西日暮里駅。

駅の近くにある、ホームと同じくらいの高さの歩道橋から、京浜東北線をパシャリと。

車両のラインカラーは“スカイブルー”です。

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(公園でひと休み!?)

木々が多い公園は、暑い夏の日に、とても有り難味を感じます。

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こちらは、日暮里駅から徒歩1分の場所にある、ステーションポートタワー。

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(下御隠殿橋[しもごいんでんばし]から)

日暮里駅の北改札口から、すぐの場所にあるトレインミュージアム。

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新幹線は鉄柵越しに眺められます。

この鉄柵は、望遠レンズを使っても簡単には消せないので、こんなチープなレンズで消すのは絶対に無理。

なので、鉄柵を効果的に利用してみました。

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夕やけだんだん。

この階段を下りると、谷中・根津・千駄木といった、下町風情を残す町並みが広がります。

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カキ氷の“のぼり旗”は、夏の風物詩のひとつですね。

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住宅が密集している地域で、路地も多いです。

自分が路地の写真を撮るときは、液晶ライブビューを使い、目の高さよりも高い位置から、斜め下を眺めるようにしています。

が、HOLGAレンズ装着では、液晶に映った画がかなり暗くなるので、ノーファインダーで撮影しています。

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(千駄木の路地裏)

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(谷中の路地裏)

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谷中といえば、猫が多いことでも有名ですね。

暑い日中は、鳴りを潜めていましたが、夕方になってから見かけるようになりました。

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あ、黒猫と対峙してしまいました。

間合いを詰めて行こうとしましたが、どうやらこの距離が限界のようでした。

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こちらは逃げない猫の置物。

谷中銀座の色々な場所を探すと、猫のオブジェがこちらを眺めているのを、発見できます。

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トイカメラ風に写せる“HOLGAレンズ”は、写真撮影の楽しみのヒントを与えてくれるレンズだと思います。

高機能なデジタル一眼レフカメラを、スペックダウンしてくれるので、自分の腕試しにはちょうどよい。

なによりも、カメラやレンズの性能に頼らない、撮影が出来ますからね!!



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