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2015/11/08

東京モーターショー2015 のヤマハ・コンセプトモデルに心が響いた

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ヤマハ発動機(株)が四輪車を開発していることは承知していると思うが、2年前に開催された東京モーターショー2013で世界初公開した四輪コンセプトモデルの「MOTIV(モティフ)」が、約2年の間にどれほど進化したのか。

東京モーターショー2015において、自分が思う今一番熱いであろう四輪車モデルを見るために、ヤマハブースに立ち寄ってきました。

その他のプレミアムモデルも写真掲載します。

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2シータースポーツ・デザインコンセプト
SPORTS RIDE CONCEPT
特別出展車(試作車)

もしヤマハがスポーツカーを創ったらこういうモデルになる。

「MOTIV」と同様に、ゴードン・マーレーデザイン社が提唱する、“iStream”というモノコック構造を採用することにより、自由なデザインを実現している。

各部位は、モーターサイクルを源流とするデザインが多く取り入れられ、ボディ全体を調和させた造形美は、とてもヤマハらしさを感じさせられる。

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この2シーター・スポーツカーは、真横から見ると、ドライバーの位置が中心であることが、よく分かる。

また、前後のオーバーハングを切り詰め、とても軽快にみえるプロポーション。

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フロントは、ヤマハ・バイクのスポーツモデルを連想させるような、デザインがみられる。

切れ長の目(コンビネーション・ヘッドライト)が、実にカッコいい!

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二輪車のイメージが強いヤマハだが、四輪車のこのモデルにも、“YAMAHAロゴマーク”がフロント・センター位置に埋め込まれている。

四輪マルチホイールの「MOTIV」に、このロゴマークが“きらり”と光ったのを見たときは、かなりセンセーショナルだったが、この「SPORTS RIDE CONCEPT」のほうが、より似合ってみえる。

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スポーツバイクを連想する“センターアップマフラー”にも、ヤマハらしさが光る。

このスポーツモデルは、コンセプトカーであるため生産に至ることはない。訊いた話によると走行は不可らしい。

なので、このマフラー位置を含めたリヤデザインが実現できたのか。

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“iStream構造”に少し触れておこう。

モノコックは、パイプ同士を接合したフレームに、軽量・高剛性であるカーボンファイバーと樹脂の成形品を合体させた、ハイブリッド構造であった。

ゴードン・マーレーデザイン社が提供するフレームらしいが、ヤマハにはモーターサイクルで培ってきた高度にパイプ同士を溶接する技術がある、ヤマハのボートにはGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を成形するノウハウがあるので、ライセンスの関係はあるだろうが、ぜひ自社内製を実現して欲しい。

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カーボンファイバーを補強材とし、樹脂をマトリックス(母材)にした成形品は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)と呼ばれている。

カーボンファイバーには、フィラメント・ミルド・チョップド・ヤーン・長繊維・クロス・フェルトなど幾つもの形態があり、CFRPの成形方法もオートクレーブ法・オーブン法・VaRTM法・フィラメントワインディング・ハンドレイアップなど多種多様に存在する。

このカーボンフレームを外側から見る限り、プリプレグ(長繊維クロス材もしくはUD材に熱硬化性樹脂を含浸し半硬化させたシート)を幾層にも積層して、オートクレーブで大気圧以上の圧力をかけて焼成させた、本物のドライカーボンと製法は異なるようだ。

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2枚の大きめなドアは、オープン・クローズが可能。

なお、スタッフの方が、とても慎重にドアをカチッと閉めていたのが、印象的だった。

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あぁ、「SPORTS RIDE CONCEPT」のコックピットに座りたい。

このモデルを操縦している、自分の姿を想像すると、未来のヤマハがみえてくる。

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内装はシンプルながらゴージャスに。

メタルの硬質な質感、レーザーの暖かみ、CF平織クロスが持つ独特の雰囲気。この3つの異なる素材が調和し、最適化したインテリアが実に自分好み。

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ディスクブレーキのローター形状も、ヤマハらしいデザインだ。

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三河安城駅に程近い某大手自動車マニュファクチャラーに、ヤマハがエンジン部品を供給する姿なんか見たくない。

何年先か、それとももっと先なのか分からないが、ヤマハが創った四輪車モデルが、このモデルを発展・進化させたスポーツカーが、公道を走っている姿を早く見てみたい。

静岡の部品メーカーに業務で連絡すると、高い確率でヤマハ発動機とヤマハ本家の名前が出てくる、地元ではとても愛されている企業。

今のヤマハのアイデンティティがあれば、やや道は厳しいかもしれないが、きっと実現できる!と確信している。


ヒト型自律ライディングロボット
MOTOBOT Ver.1

技術展示

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MOTOBOTとは、ライディング・ヒューマノイド・ロボットのことで、モーターサイクル本体には手を加えず、自律走行をを実現している。

ヤマハは、法人向けに産業用ロボットも生産しているため、このロボット技術を応用して、人間の感覚に頼るところが大きいバイクの走行を、可能にしているところが、何よりもすごい。

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このMOTOBOT、2年後にはサーキットの走行を目指しているらしい。

その先に見えるのは、サーキットにおけるバレンティーノロッシのラップタイムを超えること。

ロボットは、人間の動作と同じことを教え込ますことにより、特定領域においては、人間以上の性能を発揮する。ただ、弱点が無いわけではなく、同じことの繰り返しが得意なロボットも、想定外の事態に対応するのは苦手であったりする。

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それを克服するために、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を搭載したロボットの開発も盛んに行われているが、実用化は近未来の話だ。

小手先の技術を使えば、ロッシのタイムを破るのは、そんな大きな課題では無いと思えるが、ヤマハのエンジニアに、それは望まない。

MOTOBOTが完全に自律をして、イメージセンサーやジャイロなどの各センサーを駆使して、その日の天候状態や路面状況、コーナーリング時のエンジン出力とタイヤの磨耗の最適バランス、サーキットにチューニングしたAIであれば、本当にロッシを超えたと評価したい。

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マシンの潜在的能力を超えてしまえば、バイクの場合は転倒してしまうので、紙一重で限界点を越えないギリギリの制御方法を求める。

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「MOTOBOT」自体が重心移動して、サーキットのコーナーを疾走する姿を、想像してみてごらん。

人間であれば、限界と思えてアクセルを緩めてしまうところを、ブレーキをかけてしまうところを、怖がりもせず紙一重の神の領域を、楽々走行してしまうはずだから。

ロードマップ

2015年
最高100km/hの直進走行、スラローム走行、旋回走行を達成。

2017年
人間の運転を上回るパフォーマンスの要件を解明し、最高速度200km/h以上でのサーキット走行を目指す。

2020年
MOTOBOT開発で得た知見や要素技術を、ヤマハの新しい価値としてお客様に提供することを目指す。


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東京モーターショー2015 ヤマハブースは、

「和」 「動き」 「未来」 がコンセプト。


以下は、プレミアムモデルの写真を主に掲載


リーニング・マルチ・ホイール
MWT-9
ワールド・プレミアム 参考出展車(試作車)

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フロント2輪の MWT-9 は、スポーツ走行におけるコーナリングを再定義する「Cornering Master」

デザインコンセプトは 

これまでにない走り易さを体感できる

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Sporty Urban Commuter
NMAX125

ジャパン・プレミアム 市販車

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ASEAN 諸国や先進国にも展開するグローバルモデルの日本向け仕様車

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EV二輪の Street スポーツ
PES2
ワールド・プレミアム 参考出展車(試作車)

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エレクトリック・ロードスポーツ

フロントにインホイールモーターを搭載したモーターサイクル


EV二輪の Dirt スポーツ 
PED2
ワールド・プレミアム 参考出展車(試作車)

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エレクトリック・マウンテントレール

EVユニットはロードスポーツの「PES2」と共通化

わずかな音しかしない「PED2」なら、静かな森へ静かに分け入ることができる


電動アシスト・マウンテンバイク
YPJ-MTB CONCEPT
ワールド・プレミアム 参考出展車(試作車)

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電動アシスト自転車の機能を再定義し、新たな価値とシーンを演出する

MTBタイプのコンセプトモデル

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125ccロードスポーツ
Resonator 125
ワールド・プレミアム 参考出展車(試作車)

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故新融合をコンセプトにしたロードスポーツモデル

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Revs My Heart !!

ヤマハブースに立ち寄り、気分がとても高まりました。

ヤマハ発動機の近未来の構想が、とても心に響きました。

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ヤマハ発動機は、バイク、スクーター、電動アシスト自転車のほか、スノーモービル、バギー、レーシングカート、ボート、マリンジェットなど、ダイレクトなドライブフィールのプロダクツを多数展開している。

これらに、公道を走れる四輪車モデルが加わったら・・・

東京モーターショー2015 において、いちばんワクワクと高揚させてくれた、マニュファクチャラーであった。

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