Mini Krypton Bulb
発光部であるフィラメントにフォーカスしてみると、電気抵抗値を稼ぐためにコイル状に巻かれておりました(電気抵抗値は、抵抗体の断面積に反比例して、抵抗体の長さに比例する)。
肉眼だと、ここまでハッキリと見えないので、小さい物を大きく写したいときは、撮影倍率が等倍(カメラセンサーサイズに対して1倍)のマクロレンズがあると便利です。
なお、高温になるフィラメントの昇華を防ぐため、真空でもN2ガスでもArガスでもなく、希ガスの中では原子量の大きい“クリプトンガス”が電球内に封入されております。それが商品名の由来のようです。
周りの雰囲気で反応を開始する温度(耐熱温度)は変わりますから、パッケージに記載されておりました定格寿命2000時間を実現するためには、この小さい電球には“クリプトンガス”が適しているのでしょう(一般白熱電球の場合は“Arガス”が封入されております)。
(発熱する部品は、雰囲気が大気の場合において、主に大気中の酸素と反応を開始して、閾値を越えると酸化消耗します。なので現在は、電球内には希ガスが封入してあります。)
(↑上の写真は白黒処理しておりません)
定格寿命2000時間ということですので、毎日ずっと24時間点灯させたとすると、計算上は83.3日で球切れを起こします。毎日1時間の点灯では5年以上も持つ計算ですね。
やや脱線してしまいましたが、普段の生活では目を向けないような商品でも、デザイン性や技術的な見方をしていくと、けっこう楽しめます!
わずか200円程度で買える小さな電球ですがね。。。
もちろん、電球を発明したのは、僕が尊敬する一人のトーマスエジソン先生です。
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