ホームクラウド対応 外付けHDDケース「LHR-CSLU2W」詳細レビュー(2) ディスクフォーマット&初期パスワードの変更など編
前回は、ホームクラウド対応、外付けHDD自作キット(LHR-CSLU2W)の、HDD組み込み編をお届けしました。
続いては、新規にHDDを購入しましたから、HDDのディスクフォーマットと、最重要事項である初期パスワードの変更などを行います。
まず、製品本体の背面に貼ってある、ラベルに記載されている「MAC ID」をメモしておきます。
MAC IDはMACアドレスとも呼び、ネットワーク機器の“物理アドレス”のことですね。イーサネットを利用する際、この「MAC ID」は一般利用ではそれほど気にしなくてよいのですが、このSkylink HDを利用するにあたってはとても重要なキーになります。セキュリティ上、外部に公開しないよう絶対に気をつけましょう。
(ちなみに、上画像のMAC ID:000000000000 はウソですw ラベルには12桁の16進数で記載されているはずです。16の12乗 = 281,474,976,710,656)
(Windows 7 と IE8 のPC環境で利用し、以下記事掲載しております)
■ ハードディスクをフォーマットをする
LANネットワークに接続したパソコンでブラウザを起動して、
と、ブラウザのアドレスバーにURLを入力します。
上のページが表示されたら、
先ほどメモしておいた「MAC ID」を入力して[エンター]をクリックします。
ログイン画面が表示されたら
ユーザー名 : admin
パスワード : ●●●●●(←付属の「クイックガイド」に記載されています)
と入力して、ログイン画面右下の「家」のカタチをしたアイコンボタンをクリック、もしくは、[ENTER]キーを押します。
※ パスワードは、初期設定が終わりましたら、必ず変更をして下さい(かなり重要な、コンピュータセキュリティの設定です)!
ブラウザのページに、グラフィカルなユーザーインターフェイスの、メイン画面が表示されます。
この画面内では、リモートデスクトップのように、マウスやキーボードでの操作ができますよ。
最初にメイン画面に表示されている↑上の画面は、右上の[×]をクリックして画面を閉じます。
(内蔵したHDDが認識されていれば、HDDのモデル番号が表示されます。キチンと認識されていない場合は、SATAコネクタの接続チェックと、他のPC環境でHDDエラーのトラブルシューティングをして下さいね!)
メイン画面に表示されている、「ディスクマネージャー」のアイコンをクリックします。
◎ 自動設定:フォーマットすると自動的にハードディスクをマウントします(推奨)
の項目が、選択されていることを確認して、[OK]ボタンをクリック。
内容を確認して[自動]ボタンをクリック。
メッセージ画面が表示されたら、内容を確認して[OK]ボタンをクリック。
(搭載したHDDによっては、このメッセージは表示されない可能性があります。その場合は読み飛ばして下さい。)
メッセージ画面が表示されたら、表示内容をよーく確認して[OK]ボタンをクリック。
ハードディスクの初期化(フォーマット → パーティション設定 → マウント)が自動的に始まります。
ハードディスクの初期化が正常に終了すると、「Completed!」とメッセージ画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
これで、ハードディスクの初期化は完了です(おめでとうございます)!
メイン画面の、[アプリケーション]アイコンをダブルクリック → [ディスク情報]アイコンをダブルクリックして、HDDの状態を確認してみました。
(メイン画面の右上の、HDDのカタチをした[ディスク情報]のアイコンをクリックしても、同じくディスク情報は見られます)
ホーム画面の[マイサーバー]のアイコンをダブルクリックすると、すでに 「ビデオ」、「写真」、「文章」、「音楽」の、ディレクトリが作成されていました。
※ディレクトリ = フォルダと同じ意です。NASがUNIX系OSなので。。
本体はUNIX系のOS(Linux)が起動していると思われますが、ブラウザからの GUI 操作はWindows にめちゃくちゃ似ているので、戸惑うことは少ないと思いますよ。
■パスワードを変更する(絶対に行ってください!)
コンピューターセキュリティ上、この機器に設定するパスワードは怖ろしく重要になるので、初期パスワードは必ず変更しましょう!
ホーム画面より[プリファレンス]のアイコンをクリックします。
プリファレンスの画面が表示されたら、[アカウント]のアイコンをクリックします。
アカウントの画面が表示されるので、
誰かに悟られないようなパスワードを考えて入力し、必ず[保存]ボタンをクリックして、パスワード変更を終了させます。
初期パスワードを変更しないと、僕のような!?悪意のあるユーザーから、ごっそりと個人データなどをぶっこ抜かれる恐れがありますよw !
あと、本当に大事な個人ファイル、機密情報などの重要なファイルは、(セキュリティ上)このNAS内になるべく保存しないようにして下さいね。
■ 家庭やSOHOのネットワークにNASを参加させる。
Windows マシンでの設定方法です。
ワークグループ名に「WORKGROUP」を使用しているWindowsユーザーは、特に設定する必要はありません。
自分は、Windows初期値の「WORKGROUP」を使用していないので、この機器の初期値のワークグループ名を変更しました。
ホーム画面の[プリファレンス]アイコンをクリックします。
プリファレンスの画面が表示されたら、[SAMBA]のアイコンをクリックします。
Samba(サンバ)は、UNIX系のOSからWindows ネットワークに参加するための、ソフトウェアのことですね。
SAMBAサービスの画面が表示されます。
※ ワークグループ名に「WORKGROUP」を使用しているWindowsユーザーは、特に設定する必要はありません。
□ Sambaサービスを有効にするには、すでに“レ(チェックマーク)”が入っているので、そのままです。もしもチェックされていなければ、マウスで□部分をクリックしてチェックしましょう。
ワークグループ名に、現在ネットワークに参加しているワークグループ名を入力して、[適用]ボタンをクリック。
さて これで、外付けHDD自作キット(LHR-CSLU2W)を、ホームクラウドサーバ兼NASとして使えるようになりました。
ここからはWindows 7からの操作になります。XPなどバージョンの違うWindows をご使用の方は、一部読み替えてください。
ネットワークのアイコンを、クリックまたはダブルクリックします。
NASがネットワークに参加していれば、ネットワークに[ISHARING]が表示されているハズです。
続いて[ISHARING]のアイコンをダブルクリック。
ネットワークパスワードを求められるので、
[ネットワークID]と[パスワード]を入力します。
ユーザー名を「admin」にしているため、「admin」がNASのホームフォルダ(=ディレクトリ)になります。
[admin]のアイコンをダブルクリックします。
NASのホームフォルダの内容が表示されます。
NASにマウントされている[/home]の内容と同じですので、このフォルダ内でファイル操作を行えば、NASの[/home]に書き込み・読み込みなどのアクセスができます。
NASのOSがLinuxなので、やや分かりづらい感はありますが、Windows からこのネットワークフォルダ内を操作する限り、難しいことはありませんね。
もう一度、プリファレンスの画面を掲載します!
このプリファレンスの画面を見るだけで、中級以上のパワーユーザーの方なら、このNASで“出来る事”はある程度お分かり頂けると思います。
自分的には、サービスの項目の中でで、「NFS」・「FTP」・「メディアサーバー」なども気に掛かりますが、まだこの機器を使いこなしていないので記事掲載はやめておきます。
(使いこなせれば、PC好きの大人の“おもちゃ”ですよ~!おまけに機器導入の敷居はかなり低くなっておりまする。マヂ設定が楽で楽しいっす!)
次回は、スマートフォンやタブレットなどの端末での、楽しみ方を紹介します。
● 外付けHDDケース「LHR-CSLU2W」詳細レビュー
- ハードディスク組み込み編
- ディスクフォーマット&初期パスワードの変更など編(←本編)
- スマートフォン・タブレットなどモバイル機器の接続編
ホームクラウドハードディスクケース(Skylink HD)
※ HDD非搭載モデル
■接続可能なパソコン:
- LANポートを搭載しているDOS/Vパソコン及びMacintoshシリーズ
※本製品をご使用いただくためには、インターネット接続環境及び、ルータまたはハブが必要となります。
■対応OS
- Windows 7 (32Bit/64Bit版)
- Windows VISTA (32Bit/64Bit版)
- Windows XP
- Mac OS X (10.5以降)
※対応OSは、いずれも日本語OSに限ります。また、パソコン本体が対応していないOSでは使用できません。
■対応ブラウザ
- Windows:Internet Explorer 7.0以降、Firefox 3.1以降、Safari 4以降
- Macintosh:Safari 4以降、Firefox 3.5以降
■対応携帯端末
- iPhone(iOS3.2以降)
- iPad Touchi(iOS3.2以降)
- iPad(iOS3.2以降)
- Android搭載スマートフォン(Android2.2以降)
■製品仕様
インターフェース | LANポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) USB2.0×2(USB外付HDD増設用) | |
---|---|---|
動作時環境条件 | 温度 | 0℃~40℃ |
相対湿度 | 5%~95%(ただし、結露無きこと) | |
保管時環境条件 | 温度 | -20℃~60℃ |
相対湿度 | 5%~95% | |
入力電圧 | DC+12V | |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 160×143×45mm(突起部を除く) | |
質量 | 1.1kg | |
設置方向 | 水平/垂直 | |
コネクタ形状 | LANコネクタ ×1 | |
USB2.0コネクタ ×1 | ||
冷却ファン | 有り | |
本体カラー | ブラック | |
梱包寸法 (幅×奥行き×高さ) | 240×185×90㎜ (茶箱) | |
梱包質量 | 1.4kg | |
保証期間 | 1年間 | |
RoHS指令 | 準拠 | |
ACアダプタ | PSE取得 24Wタイプ |
■付属品一覧
製品本体 | 1台 |
---|---|
ACアダプタ | 1個 |
LANケーブル(約1.5m) | 1本 |
セットアップガイド | 1部 |
クイックガイド | 1部 |
保証書(セットアップガイド) | 1枚 |
固定ネジ | 一式 |
▼ HDD非搭載 ホームクラウドハードディスクケース(Skylink HD)
▼ 3TB WD製 HDD Red搭載ホームクラウドハードディスク(Skylink HD)
▼ 2TB WD製 HDD Red搭載ホームクラウドハードディスク(Skylink HD)
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コメント
デフォルトのGUIでの操作が不満だったんですが、こんな利用の仕方があったのですね!
ただ、うちの環境ではネットワークに[ISHARING]が表示されませんでした。
Windows7 HomePremiumなのが原因なんでしょうか?
投稿: ぼーろ | 2013/01/09 01:55
いや「Windows7 HomePremium」が原因では無いです。
自宅の「Windows XP」マシンからも、デフォルトのホスト名[ISHARING]が表示されて、アクセスできましたからね(ネットワークホスト名を変えない場合に限ります)。
デフォルトのGUI(ブラウザ上のメイン画面)が表示されているということは、有線ネットワークではちゃんと繋がっていることを意味します。ただ、コメント欄の少ない情報を見る限りでは、何が原因であるかは特定できませんでした。
(どなたか知恵を貸してくださーい!)
投稿: kite | 2013/01/09 20:55