キヤノン PowerShot S100 は暗所でのハイスピード連写にも強かった
動物園で夜行性の動物を、デジカメで撮るのは難しいですね。
舎内の照明は非常に暗く、観覧用のガラス板(もしくはアクリル板)は光が反射して写りこみしたり、シャッター速度が遅くなる傾向のなかで動物は動き回っているので被写体ブレする、ISO感度を上げすぎるとノイズの嵐、AF補助光やストロボは動物の目にダメージを与えてしまうので使用できない・・・。
このように、デジカメにとっては悪条件が重なってしまうので、潔く撮影するのを諦めたり、撮影にチャレンジしても後から写真を見てみたら失敗写真になっていたりするのですが、暗所での写真撮影に強い キヤノン PowerShot S100 を使えば、ピントは少し甘くなるもののストレスなく「スローロリス」の撮影が出来てしまいました。
キヤノン PowerShot S100は、高機能なコンパクトデジカメで、多彩な撮影モードが用意されています。
子供や動物など動きまわる被写体なら「キッズ&ペット」モード、暗所撮影なら連続撮影した画像を合成して手ブレやノイズを軽減させる「手持ち夜景」モードなどなど、カメラ任せの機能があるのですが、今回は高速で連続して撮れる「ハイスピード連写HQ」モードを試してみました。
「これが意外と成功!!」
ハイスピード連写HQは、最高約9.6枚/秒の速度で、最大8枚の連続撮影ができるモードのこと。
スポーツなど速い動きのあるシーンなどで有効で、野球ならばバッターがバットにボールをヒットさせた瞬間や、ゴルフならばスウィングしている様子を連続撮影して分析したりと、目には見えないような一瞬を、記録するのに適しているモードであったりします。
このハイスピード連写モードを、動物園のこんなシーンで使うのかー!と、カメラ設計者に怒られそうな気もしますが、使えるものがあれば何でも利用します~w
ガラスへの映り込みをふせぐため、レンズ前面の全面をガラス面にピッタリとくつけて撮ってます。ガラスに対してレンズに角度をつけたい場合は、片手でレンズを覆うようにして映り込みが起きないようにしています。
このテクは、例えば高層ビルのガラス越しに見える夜景を撮りたい場合や、水族館の水槽に泳いでいる魚などを、綺麗に撮りたい場合にも使えますよ!
スローロリスの動きが、ユーモラスでかわいいですね!
(何かを考えているかのように)首をくい~と曲げて、こちらを見ております。
なお、赤い照明なのは、夜行性の動物は赤い光が見えにくい・・という理由もあるのだとか。
スローロリスの目に写りこんだ光は、撮影時にはあまり意識していなかったのですが、“キャッチアイ(キャッチライト)”の効果があると、生き生きした表情になりますね。
くりくりした大きな目も可愛い!なお、この小動物は、サルの仲間に分類されるみたいです。
コンデジに興味を示して、近くに寄ってきましたよ~。警戒感が少ないというか僕がいい人に見えたw!? か不明ですが、少しのあいだ仲良しになれた気分です。
なお、カメラとスローロリスの距離は僅か数センチ。
マクロモードの撮影なら、3cm まで寄れる内蔵レンズが、こういう場面にも重宝します!
(っというか、ガラスを挟んでカメラと被写体の距離は 3cm 以下!こんな近くまで寄ってきてくれて、ピントが“えぇーん”合わせられないよ~w ちゃんと合焦していないのも、そんな理由です!)
あとは、開放端でF2.0の明るい(光をいっぱい集められる)レンズも、暗い場所での撮影では(シャッター速度が上げられるので)重宝しますね。
ちなみに、一緒に持っていった型落ちのデジイチ(D90)では、こういう撮影は非常に難しいので、カバンにしまっておきましたよ。逆に PowerShot S100 を使ったのは、この暗所での撮影だけでしたが。。
夜でも昼間のようにサクサク撮れてしまう、高感度撮影にも強いデジイチも欲しかったりしますが、プロ用のフラッグシップモデルなどはサクッと買えないので、暫くのあいだは PowerShot S100 をいじくりまわしたいと思います!
※ 画像は、レタッチソフトで明度を少し上げて、きもち明るくしています。
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