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2011/11/13

フレンチとイタリアンの競演、新橋玉家さんで『ビストロの宴』を開催しました

新橋玉家は2012年11月末日をもちまして閉店しました。

(沢山のアクセスありがとうございました)

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東京 新橋で、和風料理やビストロ料理とワインなどのお酒が味わえるお店。

それも、シェフが調理した本格フレンチや本格イタリアンを、ワイワイみんなで気軽に楽しめるお店。

奥まった場所にあり、新橋上級者でないと辿り着けないような、知る人ぞ知るお店。

そんな隠れた名店“新橋玉家”さんで、プチイベント『新橋オヤヂ飲み会 2011オータム ビストロ料理の宴』を開催しました。

ご参加されたメンバーは、お仲間の精鋭モノフェローズの方々。すでに参加レポートは続々とネット上にあがっておりまして、こちらは記事文末でご紹介したいと思います。

新橋 玉家さんのスタイルは、和風&洋風の居酒屋料理店です。

焼鳥や鍋などの定番メニューもあれば、本格ビストロなどの創作料理も味わえます。

それも、お肉やお魚の高級食材や新鮮な野菜などの安心食材の料理を、いつでも手頃な価格で提供しているお店です。

今回のプチイベントでは、店主の方といろいろと相談をして、フレンチ&イタリアンをメインにした「ビストロ料理のコース」にしようと決めました。

イベントの一週間前には、シェフの方がメニューリストを作ってくれまして、その料理の数は10数点以上。どれもこれも美味しそうな料理の候補が挙がっておりまして、その中より厳選した料理が今回のコース内容になりました。


やや前説が長くなりましたが、

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まず、料理のほうは居酒屋スタイルで“お通し”から・・・

「生キャベツのボウル盛り」です。

Shinbashi_tamaya_03

乱切りしたキャベツは、この「鶏味噌」につけて頂きます。

気の知れたメンバー同士ですから、(箸など使わず)カットされたキャベツを手でつかみ、「鶏味噌」にディップし、豪快に食しました。

生キャベツはよく噛むと苦味が出てくるものですが、味噌の甘みと鶏肉の旨みが程よくミックスされ、パリパリとした食感と生野菜の甘みなど、素材本来の素朴で自然な風味が味わえます。

普通の味噌でなく鶏味噌なのがミソで、これは万能調味料ですね。ちなみに昼のランチでは、白い御飯のお供としても提供されるそうです。フロフキ大根の上にかけて食べても美味しそうですね。

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次に提供されたのは、西洋料理での前菜(オードブル)です。

和のお通しがあって、洋のアペタイザーがあって、なんともこのお店らしい演出が気に入りました。

前菜を、手前右より時計回りに紹介すると、

・ ラタトュユ
・ 蛸と胡瓜のPostmodem Sunomono
・ 野菜のピクルス
・ 海老とアボカドのわさびソース

ご参加されたメンバーの料理レビューを一部引用しますと、

●ももかさん
「このラタトュユがものすごーくおいしかった!」

●HAMACHIさん
「ラタトゥイユが,ぎゅぎゅっと濃くて,僕好み。
アボカドとマヨネーズにわさびソースも,食欲が進みます。」

●gomaさん
「ラタトゥイユはトマトをはじめ素材がちょうどいい歯応え!
アボガドの濃厚さがわさびソースでうまくまとめられていて美味い」

●まささん
「のっけから非常に美味しく期待感を煽ります。」


どうやら序盤の料理から、好好評みたいですね。

僕個人の感想も、皆さんとほぼ同じで、「ラタトュユ」と「海老とアボカド」の2品がとても気に入りました。濃い目の味付けで旨みがギュッと詰まっている感じです。

「蛸と胡瓜の酢の物」はバルサミコ酢でサッパリと奥ゆかしい味わい、水蛸のねっとりとした食感とスライスした胡瓜のパリパリ感が対象的で、これをひとつの串に差して食感を楽しむ料理。シェフのセンスに脱帽ですね。

「野菜のピクルス」は、酢を利かした爽やかさとパンチ感、パリパリ野菜の食感で、食欲をぐぅーっとソソります。

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「アスパラと温泉卵の温かいサラダ(アンチョビとブラックオリーブのソース)」。

カリカリに、薄く焼かれたチーズに覆われた状態で、料理は提供されました~!(写真はこのチーズのベールを剥がしたところです)

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この料理にあわせて、ワインの中でシェフが選んでくれたのは、チリ産の白ワイン

「VILLAGOLF HOLE IN ONE SAUVIGNON BLANC」
(ヴィラゴルフ ホールインワン ソーヴィニヨン ブラン)

料理とアンチョビソースの塩味加減が、このワインとよくマッチするでしょうとのことです。

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カリカリチーズを上から砕いて、温サラダと一緒に味わいます。

オーブン焼きのアスパラはとても新鮮で、旨みがギユッギユッと閉じ込められて、単品で食べても美味しいです。ソースに絡めて食べるとさらに旨みが増してきます。

温泉卵のトロトロ加減と“アンチョビとブラックオリーブのソース”が絡まった時の味は、もう反則ワザでないの?と思わせるくらいの(日本人好みの)味わいです。それくらい美味いです。

会話もどんどん弾んでくるし、料理って人を幸せにしてくれるんですね!

ワインのほうも、辛口でありながらフルーティな果実香も楽しめて、口当たりもよくて、この料理とよく合いました。

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表面を軽く焼いた、温かいフランスパンも温サラダと一緒に提供されて、これがまたサラダと交互に食べると美味いんだよな~

残ったソースはパンにつけて、最後の最後まで温サラダを堪能しましたよ!

シェフの想像力がとても豊かで、それぞれの食材が引き立てあっていて、料理全体にストーリー性があって、コース料理でなければこの満足感は得られないでしょうね。

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メニューから料理づくりまで、腕を振るってくれました馬堀シェフです。

(厨房が近くにあり)シェフが調理している姿がよく見えたり、席まで来て料理の説明をして下さいましたりして、本当にアットホームな雰囲気のお店ですよね。

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本日のメインディッシュ。

「子羊の煮込みクスクス添え」です。

ラムのお肉を、身が崩れるか崩れないか微妙なところまで、長時間煮込んであります。

クスクスは、デュラム・セモリナ小麦を使用した粒状のパスタで、パラパラとした食感が楽しめます。

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ラム肉は、スプーンで切れてしまう軟らかさです。

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居酒屋スタイルで料理をお皿に盛り、箸で食べてもスプーンで食べてもオッケーです。

がっちがちの専門料理店ですと雰囲気に飲まれてしまい、テーブルマナーに気を遣ったりして、料理の味が半減してしまう様なケースも多々ありますが、(このお店では)そんな堅いことを考えず料理本来の味が楽しめるような気がします。

ラム肉はクセが少なく、脂肪分も少ないので、赤身肉の旨みをじっくりと味わえますね。よく煮込んだ身は(スプーンで)パラっとほぐれるのですが、口の中では肉の細かい繊維からしみだすジュワッとした肉感もあり、煮汁もよく染み込んでいて、メインにふさわしい重厚な料理でした。

付け合せのクスクスは、子羊肉のソースとよく絡み、単調になりがちな子羊肉を主役に引き立てています。

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この料理に合うのは赤ワイン。

ということで、またまたシェフに選んで頂きました。

このワインは“ミディアムボディ”で、ほどよいコクやエグミがあり、料理がさらに進みます。

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あと、煮込んで味が浸みている“カブ”や“サヤエンドウ”も美味しかったなぁ。

お野菜もとても美味しいので、ヘルシー志向の女性の方にもお勧めできる店ですねっ♪

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〆の一品は、パスタ大好きの私も絶賛した、

「トマトとモッツァレラのジェノバ風パスタ」。

イタリアでパスタは前菜ですが、ここは日本なのでまぁ細かいことは抜きにしましょう。

こちらは、厨房で調理している時から感じていましたが、バジルとオイルの香りが素晴らしく良いんです!

適度にお腹が膨れ、宴のほうも停滞を感じている時間帯でしたが、一気に食べる(食べたい!)スイッチが皆に入りました。

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濃厚なバジルソースに、太めのパスタがよく絡み合います。

茹で加減も絶妙なアルデンテで、やや歯ごたえのあるモッチリとしたパスタが最高に美味しいです。

フルーティなフレッシュトマトの酸味、モッツァレラチーズのサッパリもちもち感も、料理のアクセントになり、さらにさらに料理の完成度を高めていました。


これにて、新橋玉家「ビストロの宴」、当日の部は終了です。

ご馳走さまでした。本当に美味しかったです!

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ちなみに今回のプチイベントは、新橋玉家さんの店主(俳優でありバンドのボーカルでもある栗本氏)とシェフの方々、モノフェローズであり有名人気ブロガーの方々のご協力のもと、実現しました(日時が合わなくて見送りしてしまった方には、申し訳ない気持ちでいっぱいです)。

ですので、今回のようなコース料理は(食材の関係もあり)事前に予約したほうが良いと思います。飛び込みでお店に行った場合でも、店主はとても気さくな方なので、いろいろと相談に乗ってもらえると思いますが、今回と同じ料理がメニューに無い可能性もあります。


それでは、記事冒頭でアナウンスしておりました。今回ご参加された皆様のレビューをご紹介します。


新橋 玉家 素材にこだわり本格的な料理を安価に
Digital Life Innovator (sayaさん)


素材にこだわったおもてなし! 新橋 玉家さんでイタリアンを味わう
ももかのいろいろ (ももかさん)


“いいものをずっと安く出してくよ!” 新橋・玉家
オトク貯金大作戦 (のぽりんさん)


ディープな新橋再び! 玉家「ビストロの宴」
まわりぶろぐ (HAMACHIさん)


「新橋玉家」で美味しいフレンチ&イタリアン!オヤジの隠れ家を攻略すべしっす
nOObs (gomaさん


次回開催も予定しておりますので、今回ご参加されたメンバーの方をはじめ、ご参加が難しかったお仲間の方、ネットなどで繋がっている各方面の方々、次回も是非よろしくお願い致します。

そして最後に、私のことを「腹を分けた兄弟」だと言っていた店主の栗本さん、美味しい料理を提供してくださいました玉家のシェフの方々へ。大変ありがとうございました。

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■ 新橋 玉家(しんばし たまや)

住所 : 東京都港区新橋3-14-6 小林ビル2F
http://g.co/maps/j2cft

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