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2011/08/13

ビクター ウッドコーン・プレミアムモデル『EX-AR9』の魅力 Vol.1

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ビクターダイレクト限定商品、コンパクトコンポーネントDVDシステム「ビクター EX-AR9」より奏でるサウンドを、先日聴いてきました。

ヒアリング場所は、ビクターエンターテインメントのレコーディングスタジオ、ビクタースタジオ(通称「青山スタジオ」)です。

普段、関係者以外はなかなか入れない施設なのですが、今回は特別に潜入してきましたので、撮影が許されたビクタースタジオ内部の模様と ウッドコーン・オーディオシステムのプレミアムモデル「ビクター EX-AR9」の魅力などを、お届けしたいと思います。

※ ビクター EX-AR9 は、ビクターダイレクトより2011年8月下旬 発売予定

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ビクタースタジオは、サザンオールスターズや SMAP らの歌手やバンドが、録音の場として実際に利用しているレコーディングスタジオ(外苑西通りの「キラー通り」沿いにあります)。

音楽ソフト制作のスタジオでは、音源をレコーディングするところから始まり、トラックダウン、マスタリングのプロセスを経て、「マスターテープ」と呼ばれるスタジオクオリティの原音(音楽)ソースが創られます。

録音される音は、空気の密度や湿度、楽器の音色、演奏される音場空間、録音機材、マイクの角度や距離によって様々に変化し、ミキシングやマスタリングにて音楽制作意図が加わることから、オーディオ機器で再生可能な創作された原音ソースです。

このスタジオクオリティの高音質な原音ソースが、オーディオシステム「EX-AR9」や今までに発売されてきたウッドコーンスピーカー開発の“基準音”になっています。

ウッドコーンスピーカーシステムの開発には、神の耳を持つと云われるビクタースタジオ スタジオ長の高田氏、同スタジオ エンジニアグループ長の秋元氏、日本ビクター 商品開発技師の今村氏、原音や音楽にこだわるプロフェッショナル3名が大きく携わっており、ビクターグループ企業の連携がなければ、ここまで完成された“原音探求”のウッドコーンスピーカーは存在しなかったように思えます。

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ウッドコーンスピーカーのモニター用に用意されていたリスニングルームは、ビクタースタジオ内の「202 STUDIO」。

まず、このスタジオ内に常設されている「3ウェイ・ラージモニター・スピーカー」をリファレンスとして、「EX-AR9 ウッドコーンスピーカー」との比較試聴を行いました。

比較試聴とはいっても、「リボンマイク」・「コンデンサマイク」・「ダイナミックマイク」の原理や方式の違うマイクロフォンを使い録音した女性の音声を、どれだけ忠実にウッドコーンスピーカーが再現・表現できるか、といったものです。

マイクは、微弱な空気の振動を電気信号に変換する機器で、上記のような一般的なマイクは振動板(ダイヤフラム)の重さや変換方式によって、応答性や周波数特性が異なり、それがマイクの個性となって表れるもの。

まずは、リファレンスのモニタースピーカーで3種類のマイク録音した音声を聞き比べながら耳に焼き付け、そのあとにウッドコーンスピーカーで同じ音声ソースを聞いてみました。

マイクを通した音声なので、ヒューという息遣いや、唇を開いたときに時に発するピチャ音など拾えているのがリアルすぎて(耳元で囁かれているような感じ)、普段聞く音声とはスゴク異なるのですが、リファレンススピーカーではハッキリとマイクの個性の違いが聞き分けられました。「コンデンサマイク」は音の色づけが少なく繊細な音まで拾い応答性が良い、「ダイナミックマイク」は芯が太く力強い感じで中音域が自然な感じで声は聞き取りやすい・・・などなど。

では、ウッドコーンスピーカー。

リファレンスと聴き比べると、どうしても声の描写が少し曖昧になったり音場感が狭くなったような印象はありますが、音の定位はむしろ良く感じられました。もちろんマイクの違いによる音の変化もハッキリと聞き分けられ、リファレンスのような何も足さず引かず自然な声の質感に感じましたね。モニタースピーカーとして、じゅうぶんな性能を発揮しています。

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次に、「ショップスマイク」と「ノイマン真空管式マイク」、この2種類のマイクロフォンを使いレコーディングされた、ウッドベースのソロ演奏を比較試聴しました。

共にコンデンサマイクだと思われますが、リファレンススピーカーからの音を聴いた感想は、、、

「ショップスマイク」のクセの少ない優等生的なサウンド、それに比べて数十年につくられたビンテージの「ノイマン真空管式マイク」は、弦を弾いたあとの芯の太い音、表現力豊な余韻が非常に素晴らしい。音の情報量が少し削られてしまっているとはいえ、マイルドで低音域が力強く暖かい音色は、まるで演奏者のソウルまで伝わるような味わい深い音でした。今でも耳に残っているくらい印象深かったです。

まったく同じ原音ソースをウッドコーンスピーカーを通して聴くと、(音量が少し控えてあったりして)再現できる音場はやはり狭いのですが、ソロの演奏なのでこれくらいの広さ(演奏スペースの狭さ)のほうが丁度良いとも感じます。リファレンスよりも細かい音のニュアンスは伝わりにくいのですが、スピーカーの鳴り方はリファレンスに近い傾向で、ビクタースタジオ長が音を認めただけのことはあるバランスのとれた鳴りっぷりです。

大型のスタジオ向けモニタースピーカーと、9cmフルレンジのウッドコーンスピーカーを比較すること自体に無理を感じたりもしますが、このサイズからは想像もつかないような豊かな低音が出ていたことも書き加えておきます。

ミキシングコンソールの上部にちょこんと置いてあるだけなのに、ポテンシャルの高さはスゴ過ぎますね。

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エンジニアグループ長の秋元氏がミキシングコンソールを操作して、ミックスダウンの手順を実演していただけました。

ここでのモニタリング用機器は、ラージスピーカーを使用せず、ウッドコーン・プレミアムモデルの「EX-AR9」のみです。

トラックごとに、イコライザーやエフェクターのツマミを操作して、ウッドコーンがモニタースピーカーとして音色の変化に追従できるかなど効果の解説をしながら調整、フェーダー等でバランスをとり、マスター音源をミックスダウンしていきます。

その後、トラックを重ね合わせただけの音楽と、ミックスダウンした音楽を続けて聴いてみると、音楽の完成度が全然違います。定位や奥行感、各種エフェクトによる音響効果などがあるのでしょうけど、エンジニアの技量で“音楽”が“音楽作品”に生まれ変わるスタジオの現場を実際に体験できました。

ウッドコーンスピーカーが、モニタースピーカーとして実用出来るほどのクオリティがあることも体験できて、ポテンシャルの高さが普通のスピーカーでないことも証明されました。

ミックスダウンされたこの音楽は、K2 HDマスタリングされた、「Wood Cone Series Demonstration Disc(非売品CD)」に収録されている楽曲で、一時期は耳にタコが出来るくらい聴いていた音楽ソースだったりします。

個人でオーディオ機器を自作しているため、実は「基準音」のひとつにしている音楽ソースなのですが、同じ原音をスタジオで聴けたことにとても感慨深い想いでした(←普通は逆だろ・・みたいなw)。

あと、これは余談ですが、NHKのディレクターが自宅に取材に来たとき、このCDの音楽を再生して自作オーディオ機器(スピーカーはもちろんウッドーコーン)から奏でる音を聴いて頂いたところ、音源のクオリティの高さに大変感激されていました。あちらもプロ機を使いこなしている精鋭人ですから、「映像+音声制作のプロ」と「音楽制作のプロ」と分野こそ違いはありますが、プロがプロの技量を認めたってことで宜しいでしょうかね。

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ハードディスク・レコーディングがスタンダードになり、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)がミキシングコンソールと連携。

Macのデスクトップパソコンに、プロセッシング用のコアカードやオーディオ・インターフェイスカードを組み込み、音声波形編集ソフトウェアにてディスプレイ表示された波形を視覚的に操作して、原音を再生していました。

「Pro Tools HD を使用している。」と言ったほうが、解りやすかったかしら。。

サンプリング周波数 96kHz(96,000回/秒)、量子化ビット数 24bit(2^24=16,777,216) のマスター音源を記録すると、データ量は膨大になりますが、今時のPCには高い演算能力がありテラバイト級のハードディスク容量もあったりして、サラリとこなしているあたりにハードの進歩を感じさせてくれます。

音楽CDの場合、カットオフ周波数20kHzでローパス処理されているのですが、人の耳は実は100kHzくらいまで聞こえているとも云われ、原音探求を目指している EX-AR9 がマスター音源を基準に開発されているというのも、うなずけますよね。

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ビクタースタジオでは、最終確認モニター用としてウッドコーンスピーカーシステムが、施設内の各スタジオやコミュニケーションスペースに置かれているそうです。

モニター機器に要求するクオリティとしては、音に味付けのないナチュラルな音色、音場や音像を再現する解像力、音楽のニュアンスを正確に伝える再現性などで、レコーディングエンジニアをはじめ音楽に携わっている方々より高く評価され支持されています。

マスターテープには、アーティストが音楽に込めた思いや、レコーディングエンジニアが音楽創作意図した音が刻まれていますから、自宅にウッドコーンオーディオシステムを導入というか購入をして音楽を聴けば、ビクタースタジオでアーティストやエンジニアが聴いている音楽と同様のクオリティの高いサウンドが再現できてしまうという、とっても贅沢な環境が整ってしまいます。

オーディオ機器であるという概念を超えて、あの憧れのミュージシャンがスタジオで聴いていた同じ音楽を、それを自宅で気軽に聴けてしまう訳です!

これはもう、オーディオファンだけでなくて、アーティストの熱狂ファンの方にもお勧めしたい、コンパクトオーディオシステムですね。

もちろん、EX-AR9より奏でるサウンドは、レコーディングスタジオにも採用されている本格派オーディオですよ!

ビクター EX-AR9 ウッドコーン・プレミアムモデルの詳細は、こちらよりアクセスできます。
http://www.victor.co.jp/audio_w/home/ex-ar9/

ビクターダイレクト限定商品ですから、製品の購入ページはこちらにあります。
http://victor-direct.jp/shop/item_detail?category_id=52507&item_id=646776

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つづく

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