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2010/10/17

CEATEC 2010 イベントレポート | 三菱電機ブース編

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CEATEC 2010 イベントレポート 三菱電機ブース編です。

家電製品からコンピュータ、産業機器、宇宙システム、社会インフラまでと、総合電機メーカーの中でも懐(スケール)の大きさが違いますよね。

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   ▲ 3D液晶テレビ「REAL 3D」

液晶テレビ「REAL 3D」の高機能モデルでは、3D(3次元立体映像)、LEDバックライト、4倍速駆動、超解像度技術、広色域液晶パネル、高音質サラウンド、ブルーレイ内蔵、ハードディスク内蔵などを搭載し、現在のトレンドをしっかりと押さえています。

ちなみに上の画像。3Dメガネがやや大きいのか、モデルさんが小顔なのかは不明です(3Dメガネを外したモデルさんの画像こちらにあります)。

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   ▲ 3Dレーザーテレビ

3Dレーザーテレビは、光源そのものに、色純度の高い“赤”・“緑”・“青”のレーザーを用いたテレビ。

色再現性の広さを、通常では Adobe RGB や NTSC の色域と比較して表しますが、このレーザーテレビの場合は NTSC 比で約 175% もの広い色域を実現しています。

デジタル出版やデジタル写真編集で定評のある、カラーマネジメント用液晶モニターが NTSC 比で 100% 前後ですので、表示できる色域だけを見れば、レーザーテレビの凄さがわかります。

これまで表現のむずかしかった、赤の発色が美しくみえるテレビです。

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   ▲ 有機EL方式採用「オーロラビジョン OLED」

自発光する有機EL素子を採用した、屋内大型映像表置。

有機ELモジュールの大きさは 384×384mm。複数のモジュールを組み合わせて、縦長や超横長など色々な形状・サイズの大型ディスプレイにしたり、曲面状の場所に設置するなど、大きさや形を自由に構成できる次世代の映像表示装置です。

有機ELならではの高コントラスト、1,200cd/m2 の高輝度、広い視野角にて、商業施設や交通・公共施設などのデジタルサイネージにて、今後の活躍が期待されています。


三菱電機は、国内で唯一の人工衛星一貫生産メーカー。

高い技術や信頼性を求められる人工衛星の分野において、これまでに、世界中で 330 以上の人工衛星プロジェクトに関わっているそうです。

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   ▲ 測位衛星「みちびき」 (スケールモデル)

測位精度を大幅に向上する、日本版GPS 準天頂衛星の「みちびき」です。

現在、日本のカーナビや携帯電話などのGPS機能jは、海外製の人工衛星からの信号に頼っていますが、日本の測位衛星が複数機打ち上がれば、カーナビでは道路のどの車線を走っているかまで判別できてしまいます。

もう、自動車で走行していて、高速道路を走っているのか、一般道路を走っているのか分らないようなカーナビシステムと、オサラバする日も近いかもしれません。

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   ▲ 宇宙ステーション補給機の“HTV” (スケールモデル)

ISS(国際宇宙ステーション)へ水・食料や実験機材などの物資を送る、日本が開発した「HTV(宇宙ステーション補給機)」。

三菱電気は、HTVの「電気モジュール」の部分を開発しています。

ちなみに、この“HTV”は使い捨てで、国際宇宙ステーションに物資を運んだあとは、宇宙ステーションで不要になったゴミなどを積載し、地球大気に突入させて摩擦熱にて消失させます。

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   ▲ 静止地球観測衛星「ひまわり 8号・9号」 (スケールモデル)

天気予想ではご存知の、観測衛星「ひまわり」です。以前は他社で開発していたと思いますが、「ひまわり8号・9号」は三菱電機製だそうです。

地球観測機能を大幅に強化し、深刻な被害をもたらす集中豪雨などの観測に取り組むなど、今や国家の防災インフラのひとつになっています。

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   ▲ リチウムイオン・バッテリー

人工衛星用のバッテリーです。両サイドから放熱器で挟み込み、複数のバッテリーをスタックにしています。

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   ▲ イオンエンジン

静止衛星の軌道制御や宇宙探査機の飛行に使用されている、超低燃費な人工衛星用のエンジンです。


ちなみに、人工衛星に使われる部品の数は約70万個、自動車の約1~2万個と比較すると桁違いに多く、設計図面は人工衛星1機分で数万枚にも及ぶそうです。


CEATEC 2010 イベントレポート

  1. プロローグ
  2. 村田製作所ブース編
  3. SONYブース編
  4. Panasonic ブース編
  5. 東芝ブース編
  6. 三菱電機ブース編
  7. コンパニオン編

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