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2010/09/05

シャープ「AQUOS(アクオス)クアトロン」詳細レビュー Vol.3

■ “超解像”高精細表示

Aquos_quattron_s13

液晶テレビは点の集まりで映像を表示しています。

フルHD映像の解像度は 1920×1080(アスペクト比:16:9)ですから、2,073,600 個もの“画素(← 1個の点)”で、画面を構成している計算です。

クアトロンでは、一画素の中に RGBY 4 色のサブピクセルがあるので、(画素の大きさを変えず)単純に1.33倍の高精細な表示が可能になっています。

また、サブピクセルごとに強弱をつけて輝度を制御することも可能で、画像の輪郭や模様を自動判別して「斜め線」を滑らかにする超解像高画質化技術にて、輪郭線がギザギザに見えてしまう“ジャギー”などの現象を目立たなくしています。

テレビ内部の映像信号は、輝度信号と色差信号で色情報を表していますから、クアトロンでは先ず白やグレーで表せる輝度信号にて「斜め線」を滑らかにして、その上に色差成分をのせてカラー表示しています。

(実際には、クアトロンパネルの特徴でもある、黄色い発光体の光に強弱をつけて制御することで、高精細表示を可能にしているそうです)

ですから、 超解像高精細化技術で輪郭を強調したモードでは、画像の細かな描写も曖昧にならず、輪郭がスッキリとしたリアル感のある映像が楽しめる。女性の黒髪もキレイに鮮明に描写して、髪の毛1本1本まで分かるような“艶やかさ”まで映像を楽しめるという訳です。

イベント後に、他社テレビと比較視聴してあらためて感じるのですが、この映像のリアル表現は流石だと思いますよ。


■ 「映画クラシックモード」は楽しい!

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今度のAQUOS(クアトロン)には、昔の映画をより楽しんでいただく様に用意した、「映画クラシックモード」が搭載されています。

このモードは、シアター規格に極力準拠しているそうで、色温度を 5,800K に設定、キセノンランプを使用した映写機のような“あじわい”のある映像にしているとのことです。

また、「映画クラシックモード」は、映画の 24p の映像を 4 倍の毎秒 96 枚に変換し、1コマの映像の 2 回目と 4 回目のバックライトをオフすることで、わざとパタパタ感やフリッカー感を演出させています。

字幕表示のときに画面をよく見ると分かりますが、輪郭強調を一切しないで 純粋な「斜め線」を滑らかにする処理もしているそうです。

昔のフィルムをクアトロンで少し見た感想は、映画館のスクリーンで観賞しているような雰囲気のある映像だと思いました。フィルムの“傷”感やグレインノイズを強調していたりと、なかなか楽しめるモードです。


あと、「映画クラシックモード」表示された、60Hzの信号がビデオ入力された“コンサートの映像”も見てきました。

こちらは、輪郭強調をせず「斜め線」を滑らかにする処理や、黒画面が挿入されていることが意外にも“良い方向”に作用していて、液晶臭さが少なくなっている印象を受けました。

もし、AQUOSクアトロンをお持ちの方、これから購入される方は、通常のビデオ入力した映像をこのモードで見てみることをオススメします!


■ 同社「従来機種」と「クアトロン」の映像比較

Aquos_quattron_09

4 原色 AQUOS クアトロンと、従来機種(3原色AQUOS)との違いがわかるように、2 台の 52 インチテレビで比較鑑賞してきました。

 ● 右機種 : AQUOSクアトロン LC-52LX3
   (4原色パネル+直下型LEDバックライト)

 ● 左機種 : 従来機種 AQUOS LC-52AE6
   (3原色パネル+CCFL管バックライト)

ちなみに、映像はデモ映像で、ダイナミックモード(店頭用モード)で、どちらの機種も表示させています。

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ハイビスカスの花は強調しすぎの感はしますが、撮ってきたデジカメの特性もあり、実際にはもう少し発色はマイルドです。空や海の階調の変化や白い砂浜の様子がクアトロンではよく表現されています。

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▲  2台のボートからの白波、奥手にある白い雲の立体感が伝わってきます。

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映像が明るい!花が生き生きして見え、みずみずしさも感じられますね。

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元気よく咲いている“ひまわり”に見えるのは、やっぱり右側(クアトロン)ですよね。

Aquos_quattron_15

金色の置物。ヤラセっぽく映っていますが、同じ映像を流しています。


テレビの場合、被写体によっては忠実な色の表現をしないほうが、視聴者には喜ばれる傾向もあるようなので、色づくりはメーカーの色も出ていますね。

また、掲載画像がデジカメ(一眼レフ)で撮影してきたものなら、今見ている記事の画像も、表示機器の輝度や色温度によりかなり印象が変わると予想されます。

是非、実機を販売店店頭などにて、ご確認されてください。

Aquos_quattron_16

テレビの消費電力をリアルタイムで表示しています。
(左:従来機種 → 177W、右:クアトロン → 133W)

映像の明るさなどにより消費電力は変化しますから、カタログ値の消費電力を表しているものではありませんが、同じ映像を表示している新旧 2 台のアクオスの消費電力を比較すると、従来機種よりずぅーっと省エネになっているのが分かりますね。

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※ この記事は、先日シャープ・デザインセンターにて開催された、ミンポス(モノフェローズ向け)のクローズドイベント、『4原色革命「クアトロン」誕生秘話』に参加してきた模様などを纏めたものです。

※ 著作権の関係もあり撮影許可がおりなかった映像は、やむを得ず“AMAZONのAFリンク”を利用しています。

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