« HP Mini 110 のスペシャルエディション by Studio Tord Boontje | トップページ | 2009年 今年も大変お世話になりました! »

2009/12/06

NEC(日本電気) Express5800/110Ge を斬る(19)

NEC のエントリーサーバ Express5800/110Ge を題材に、メーカーサポート外のOS(Win XP、Win Vista、Win 7等)をインストールする方法や、マザーボードに改造を加えて無理やりPCI Express x16のグラボを搭載する方法など、シリーズ記事でお届けしてきた訳ですが、この記事はその最終回。

今回は、標準装備の Micro-ATX マザーを外して、市販の ATX マザーに換装します。普通の自作PCであれば、マザーボードの換装はそれほど大変な作業では無いのですが、このサーバの場合はちょっとクセがあるので、そこらへんを公開します。

Img_091206k01

用意したのは、ASUS製 LGA775ソケットのP45/ICH10R マザーボード(ASUS P5Q-E)とDDR2 non-ECC メモリなど。

時代先端のハイスペックを追いかけてもよかったのですが、レガシーデバイスを利用でき、価格がこなれてきたパーツを大量投入することで、コストパフォーマンスが高く使いやすいPCにしようという理由で、このマザボに決めました。

Img_091206k02

マザーボードを外すと、ATXマザーボード用の「ねじ穴付スペーサー」が最初から取り付けられているのが分かります。

そう、このケースは標準搭載の Micro-ATX だけでなく、ATXマザーも搭載できるように出来ていたんですね。

Img_091206k03

Micro-ATX 規格の一番下の「ねじ穴付スペーサー」にはナイロン樹脂が被せてあり、ATXマザーを取り付けた際にショートしないよう絶縁されています。

Img_091206k04

今回換装するマザーボードのCPU周りです。

8フェーズのVRMを採用し、固体電解コンデンサ+MOSFET上のヒートシンクで、強化されているのがわかります。

オーバークロック(O.C)はしないつもりですが、O.C常用で使えそうなくらい豪華に仕上げてありますね。

Img_091206k05

リア I/O も豪華(というか今では当たり前 !?)・・・2基ある Gigabit Lan、8ch オーディオ、同軸と光の S/PDIF 出力など、これからどう接続しようか悩みそうな構成です。

Img_091206k06

▲ 拡張スロット

PCI Express 2.0 x16が2スロット、Universal PCI Express x16が1スロット、PCI Express x1が2スロット、PCI が2スロットと、新旧パーツ混載で使いまわしができそうな構成内容がGoodです。

Img_091206k07

▲ 内部USB コネクタ

(intel 標準)汎用マザーのピンアサインなので普通の使用では特に問題ないのですが、Express5800/110Ge のフロントパネル用USBコネクタはピン配列が違うので、そのまま刺せません。

NEC は特別でピンアサインを変えているんでしょうが、パワーユーザーにとってみればピン配列の並べ替えなどはたやすいことです。(後述しますがピン配列変換ケーブルを使用します)

Img_091206k08

上部のスペースにゆとりがありますが、下部はギリギリでATXマザーは収まりました。

I/O用のリアパネルも交換できるようになっているので、マザボに付属していたものに変えました。

Img_091206k09

フロントパネル用USBコネクタは、ピンアサインが違うことにより、ピン配列変換ケーブルを使用して並び替えてみました。

コンタクトをハウジングから外して並び替えても良いと思いますが、あとで混乱しないようにこの方法にしてみます。

どちらの方法でも、配線を間違えるとトラブルに見舞われることが必至なので、慎重に・・・

Img_091206k10

システムパネルコネクタもそうですが、そのままでは接続不可なので、ピン配列変換ケーブルを使用します。自作の知識があればそれほど難しい作業ではないハズです。

ケースFANに関しては、標準で4Pinコネクタを採用していますが、そのままマザボの3Pinケースコネクタに刺さります。ただ、今までの回転数制御が無効になるので、何らかの方法で回転数を落とさないと爆音マシンになります(自分の場合はカーボン抵抗器で、供給電圧を下げています)。

Img_091206k11 Img_091206k12

▲ クリックで拡大表示できます、ご参考にどうぞ。

Img_091206k13

配線を終えて、結構きれいに収まりました。起動も無事成功!

普通にデスクトップ用で使用したいならマザボの換装もアリですね。何にも無い状態から自作PCを組むよりも、優秀PCケースと国産コンデンサ採用の電源などが利用できて、よっぽど安くPCが組みあがります。

自作PCマニアなら、このマシンはスターターキットとしてオススメです(現在この記事のモデルは廃番になり、同じような構成の後継機種 Express5800/GT110a で発売されています)。

このマシンには Windows 7 をインストールして、メインマシンとして使用する予定です!


※ この記事で使用しているモデルは、NEC Express5800/110Ge (C/1.80G(512)-80) NP8100-1447YP2Y です。

|

« HP Mini 110 のスペシャルエディション by Studio Tord Boontje | トップページ | 2009年 今年も大変お世話になりました! »

商品レビュー」カテゴリの記事

コメント

はじめまして
Express5800/110Geで現在PCを組みました。
Express5800/110Ge を斬る(19)を見て自分ももう1台PCを組もうと思います。
ケーブル関係を具体的に教ええていただければと思います。変換ケーブルの種類とカーボンン抵抗の取り付け場所などを具体的に教えていて抱ければと思いまして。

投稿: 小坂 | 2010/03/14 19:50

ファンケーブルの「+12V」のラインに、50Ω~100Ωくらいの抵抗器を入れてください(抵抗値は目安です)。位置や配線はお任せします。別にカーボン抵抗でなくても良いのですが、安いのでそうしてます(この場合は1W以上の抵抗器を入れてください)。ハンダ付けが大変でしたら、PWM制御のファンコントローラを使ってもOKだと思います。

「USBコネクタ」や「フロントパネルコネクタ」の変換は、「ピン配列変換ケーブル」を使用しています。コネクタのピンアサインはマニュアルに載っていますので、間違えないように配線してください。

あとは自己責任でお願いしますね(ガンバリましょう)!

投稿: kite | 2010/03/14 23:14

早速の回答ありがとうございます。
感激です。今日Express5800/110とマザーボード等を注文しました。がんばって組もうと思います。
ホームページ大変参考になりました。

投稿: 小坂 光一 | 2010/03/17 17:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/128227/46951784

この記事へのトラックバック一覧です: NEC(日本電気) Express5800/110Ge を斬る(19):

« HP Mini 110 のスペシャルエディション by Studio Tord Boontje | トップページ | 2009年 今年も大変お世話になりました! »