« 【特別名勝】九月上旬の兼六園(石川県金沢市) | トップページ | 新橋 ヒノマル食堂「薩摩がんこ鶏 刺身親子丼」ランチ »

2009/09/13

初秋の金沢城公園(金沢城跡)

Img_090912k01

初秋の時期に、石川県金沢市にある金沢城公園へ行ってきました。

残暑はまだ厳しかったですが、ひんやりとした秋の風も感じる、そんな時期です。

金沢城は幾多もの火災に見舞われて焼失し、その度に修復や再建が行われているお城だそうですが、天守閣のある城らしい城の姿は現在ありません。

ですが、再建された城の一部は大変素晴らしい建築物で、金沢に訪れたなら是非行きたい場所に挙げられます。

※画像をクリックすると拡大表示できます。

Img_090912k02

【「加賀国金沢之絵図」金沢市立玉川図書館蔵】

中世末期、一向一揆の拠点として金沢御堂がこの地に置かれ、天正8年(1580年)に金沢城の造営が始まったそうです。

上の絵図は、寛文8年~延宝7年(1668~1679年)に幕府に提出する目的で作成され、江戸前期の金沢城の全容をあらわした通称「寛文8年図」と呼ばれる城絵図です。

色鮮やかに緻密に書かれた絵図で、ありし日の金沢城の姿を想像したくなります。

Img_090912k03

【鶴の丸土塀】

石川門より入城すると、広大な芝生の広場「三の丸広場(一番最初の画像)」があらわれ、「鶴の丸土塀」を見ながら城に近づきます。

Img_090912k04

【五十間長屋(ごじゅっけんながや)】

菱櫓・五十間長屋・橋詰門続櫓へとつながる建物は2001年に復元。

明治以降の木材城郭としては最大規模で、日本古来の伝統工法により建築されているそうです。

鉄筋コンクリートの基礎やスプリンクラーを設備するなど、現代工法の良い所も取り入れられ、バリアフリーを考慮して階段昇降機やエレベータも完備しています。

Img_090912k05

【菱櫓(ひしやぐら)】

3層3階構造の菱櫓は、石川門・江北門・尾坂門を見張る「物見櫓」。

Img_090912k06

菱櫓より、橋詰門続櫓を見た建物全体。

この建物は、戦の際に二ノ丸を守るための施設だそうで、外側からは鉄砲狭間となる「格子窓(出窓に見える箇所)」もみることができますね。

白い漆喰の壁は、とても綺麗です。

Img_090912k07

橋詰門続櫓へ歩きます。

Img_090912k08

【橋爪門(はしづめもん)】

石川門、江北門(現在整備中 2009.09)と共に、金沢城の「三御門」と呼ばれた、二の丸の正門。

Img_090912k09 Img_090912k10

内堀に架かる「橋爪橋」を渡り、橋爪門より城内に入ります。

門の扉も重厚に作られていました。

Img_090912k11 Img_090912k12

【橋詰門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)】

二ノ丸大手の橋爪門枡形を見張る三層の「物見櫓」。

三の丸で戦闘が起きたときの、指揮所の機能もあったそうです。

城郭の基礎となる石垣は、「切り込みハギ積み」という技法が用いられていました。

Img_090912k13

建物には城内の「二の丸」より入り、内部が観覧できます(有料)。

Img_090912k14

建物内部から「二の丸」を見た景色です。

Img_090912k15

階段は急な勾配がついており、一部の階段は昇り降りすることが出来ます。

昇るときは、さほど気にしていませんでしが、降りるときはスゴク怖いと感じました。

Img_090912k16

こちらは菱櫓内部より、「三の丸」「石川門」方面を見た景色です。

Img_090912k17

建物の屋根は普通の瓦ではなく、鉛の板で葺いてあります。「鉛瓦葺き(なまりがわらぶき)」と呼びます。

木で屋根の形をつくり、厚さ1.8mmの鉛板を貼り付けていく技法で、軽量であり城の景観を美しくする効果もあるそうです。

現在の言葉でいうと、お互いの良いところを取り入れた「ハイブリッド構造」ですね。

Img_090912k18

「鶴の丸広場」より写した、復元された建物全体

右側に見える「鶴の丸土塀」の塀は、「海鼠塀(なまこべい)」と呼び、内部を空洞にして小石を詰めてあるそうです。

戦闘で外部から塀に穴が開けられても、小石が落ちてきて穴をすぐ塞ぐ防御の効果あり。

現在の平和な日本では、こんな発想は起きないと思いますが、このアイデアは商品開発の何かに使えそうだと思いました。

Img_090912k19

Img_090912k20 Img_090912k21

城内をぐるりと散策すれば、「打ち込みハギ積み」、「切り込みハギ積み」、「野面積み」と、様々な技法の石垣をみることが出来ます。

金沢城は「石垣の博物館」とも呼ばれているそうです。

Img_090912k22

【鶴丸倉庫】

平成20年(2008年)に国の重要文化財に指定された、城内に残る藩政期の数少ない建物のひとつ。

嘉永元年(1848年)に建て替えられた武具土蔵で、明治時代以降には軍隊の被服倉庫として利用・修復されていたそうですが、基本構造は創建時のままだとか。

Img_090912k23

鶴丸倉庫のある場所より「菱櫓・五十間長屋・橋詰門続櫓」を眺めた景観です。

鉛瓦葺きの屋根もそうですが、非常に綺麗な建物なのがお分かり頂けますか。

ようやっと、ベストショットの場所を見つけました! 望遠レンズを使っていますが、ココおすすめです。

Img_090912k24

【本丸園地】

過去に本丸があった場所です。

現在(いま)は木々が茂り、静かな時間が流れている。。。

Img_090912k25

【三十間長屋】

国の重要文化財です。

こちらも、城内に残る藩政期の数少ない建物。

Img_090912k26 Img_090912k27

夏のような、秋のような、微妙な季節に訪問しました。

Img_090912k28 Img_090912k29

城内の「いもり坂口」付近では、金沢城の発掘調査をしていました。

Img_090912k30 Img_090912k31

かつての金沢城がそびえ立っていた場所(本丸付近)を、城の外側より撮影しました。

Img_090912k32

【新丸広場】

金沢城公園は、平成20年に金沢城跡として国の史跡に指定されたそうです。

とにかくスケールの大きさを感じる、空を広く感じる公園で、見るものすべてが美しい。

街の喧騒から離れて、時間を忘れるには良い場所かもしれません。

季節を変えて、また行きたいと思います。次回は冬がいいかな。。。

ANAの旅行サイト【ANA SKY WEB TOUR】

|

« 【特別名勝】九月上旬の兼六園(石川県金沢市) | トップページ | 新橋 ヒノマル食堂「薩摩がんこ鶏 刺身親子丼」ランチ »

ミセレイニアス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/128227/46197040

この記事へのトラックバック一覧です: 初秋の金沢城公園(金沢城跡):

« 【特別名勝】九月上旬の兼六園(石川県金沢市) | トップページ | 新橋 ヒノマル食堂「薩摩がんこ鶏 刺身親子丼」ランチ »