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2009/09/03

EIZO FlexScan S2433W-H(超低輝度モード搭載モニター)レビュー

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▲ EIZO FlexScan S2433W-HBK

EIZO発、最低輝度約 3cd/m2 の画面表示が可能な『超低輝度モード』を搭載した、61cm(24.1型)スタンダード・ワイド液晶モニターです。

毎日毎日、CAD( キャド: Computer Aided Design ⇒  コンピュータ支援による設計)で長時間設計し、疲れ目に悩まされているユーザーの方には朗報かな。

これは聞いた話になるのですが、(過去に)専門者向けイベントでこのモニター iconを参考出展したところ、エンジニアの方には大変好評だったそうです!

眼精疲労がひどくなると目の奥が痛くなり、もっとひどくなるとズキズキと頭痛が痛く!(笑)なりますものね。自分も経験者の一人なので、気持ちはよく分かります。

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入力端子は DisplayPort を含む3系統に対応しています。

(DisplayPort×1、DVI-D×1、D-Sub 24pin×1)

※画像は DVI-D 接続。
※DisplayPort ケーブルは別売りです。

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これが最低輝度約 3cd/m2 表示時の画面。

上画像の撮影場所は、EIZOガレリア銀座の太陽光が差し込む比較的明るい場所で、最初は画面のマウスカーソルを見失うくらいの暗さでした。イメージとしては、携帯電話が省電力モードに移行し、バックライトが暗くなっているような感覚です(それよりも、もっと暗くなりますが・・・)。

何故、ここまで輝度を下げるのか一般の方には理解が難しいかもしれませんが、CADの操作や暗所での作業の疲れ目を低減させるためなんです

もちろん、CAD設計の室内は特殊な照明で、非常に薄暗い作業環境になっているのが前提。。。CAD室と知らないで入ると、暗くてちょっと薄気味悪い部屋かもしれません(笑

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最低輝度で表示させるには、まず表示モードを「EyeCare」に設定し、コントラスト(のレベルメータ)を 0 % に下げれば可能になります。

エコビューインデックスのバー表示(左上画像)もフルメータ状態で、超々エコ(低消費電力)になっていることを示していますね。

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画面の位置調整は 、昇降:82mm、チルト上40°、スウィーベル右35/左35°、縦回転:右回り90°のスタンドが装着されていました。

また、ケーブル類もケーブルホルダー(スタンドの柱部分にある)で、きれいにマトメられていました。

※縦表示には、専用のソフトウェアやビデオカードが必要です。

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背面左右にスピーカーを内蔵し、音声ニーズに対応しています。

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前面の操作パネルは、オーソドックスなスタイルを採用!

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左側面の下側には、ヘッドフォン出力端子があります。

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USBハブ機能を搭載、左側面にダウンストリーム用が2端子用意されています。

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その他の特徴としては・・・

  • 液晶パネルはVA方式を採用、Adobe RGBカバー率96% ・ NTSC比92% をカバーし広い色域を実現。

  • CADのワイヤーフレーム表示などで最適な、液晶テレビにも採用されている、オーバードライブ回路を搭載。

  • 表示する内容に合わせ、適した表示モードを選べる「FineContrast機能」を搭載。

  • モニター正面の外光センサーで周囲の明るさを感知し、最適な輝度に自動調整する「Auto EcoView」機能を搭載。

などです。

3次元CADで立体モデルを設計している時、大まかなところはシェーディング表示でサクサクとモデルを作成していると思いますが、細かなデザインやアセンブリ時はワイヤーフレーム表示のほうが便利ですので、(陰線消去の設定していたとしても)モデルが滑らかにグリグリと動くオーバードライブ回路があったほうが、残像感も少ないですし目的のパートの線描画を的確に見つけられると思います。

また、この機種は最低輝度の約3cd/m2に目が奪われがちですが、最大輝度の360cd/m2まで幅広く調整できますので、WEBブラウジングやオフィスアプリなど一般のPC用途でもまったく遜色なく使用できる、守備範囲の広い液晶モニターだと思います。

いつの日か、この液晶モニターを使い設計した商品や建築物を、見られる時が来るんですよね。なんか、それだけで嬉しくなってしまいます!!

EIZOダイレクト

この商品(FlexScan S2433W icon)の詳細は、こちら iconよりご覧いただけます。

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