国際宇宙ステーション 組立ミッション(15A)
日本人宇宙飛行士の若田光一さんが搭乗する、 NASA スペースシャトル「ディスカバリー号」の打ち上げが、3月16日(月)以降に予定されています。
今回のフライト(STS-119)は、主に国際宇宙ステーション(ISS)の最後のトラスである、右舷側 S6 トラス(太陽電池パドル、ラジエータを含む)の運搬・組立のためで、若田宇宙飛行士が日本人として初めての ISS 長期滞在クルーとなります。
上の画像で、赤い四角で囲ってある箇所が今回の ISS 組立てミッション。1998 年に ISS の建設がスタートして、もうこの段階まできているんですね。
2010年(予定)に組立てが完成するとサッカー場のフィールドと同じくらい(約108.5×72.8m)の宇宙実験施設になるそうです。
ISS の模型、赤い丸の部分が「きぼう」日本実験棟です。
実験モジュールは他に4棟、アメリカ実験棟「ディスティニー」、ヨーロッパ実験棟「コロンバス」、ロシア研究棟(研究モジュール「RM」、多目的実験モジュール「MLM」)があります。
電力を供給する「太陽電池パネル」、それを支える「トラス」、実験モジュールをつなぎ移住空間の機能も持っている「ノード」、熱制御の「ラジエータ」、「ロボットアーム」などの構成モジュールを実験棟に加えると質量は約 420t もあります。
宇宙で飲むコップ一杯の水が約 30~40 万円(運搬費に換算)だから、これだけの重量物を宇宙に運ぶコストを考えたら恐ろしい額になりますね。
「きぼう」日本実験棟の模型です。
船内実験室、船内保管室、ロボットアームは以前の計画で組立てられており、次の STS-127 ミッション(2J/A)で船外実験プラットフォームと船外パレットの運搬・組立てが行われ、「きぼう」が完成する予定になっています。
日本初の有人宇宙施設「きぼう」のことは、JAXA(ジャクサ)のホームページ(http://kibo.jaxa.jp/)に詳しく載っているから、そちらを見たほうが良いのかな。ハード好きなら見ていて飽きないし楽しいと思う!
今回、ISS のことを記事で採り上げたのは、かなり以前から宇宙分野のハードのほうに携わっているからで、今も何か“ごにょごにょ”っとやっている。
この分野は要求するスペックが高いので難しいけど、やりがいがあるから結構楽しんでいます!
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