Lenovo ideapad(アイディアパッド)S10e 実機レビュー(後編)
intel® Atom™ プロセッサN270(1.6GHz)、Windows XP SP3 搭載。
ネットのリッチコンテンツを手軽に楽しむのに適したミニノートPC、Lenovo ideapad S10e。
前編では、デザインや接続性をメインに紹介しましたが、後編ではハードや操作性などについてお伝えしたいと思います。
横幅 250㎜、この小さいボディに日本語キーボードを採用。
キータッチは、「押下力がやや重めでクリック感がつかみやすい特性、押し下げた時の着地点が柔らかく指への負担が少ない」という印象を受けました。
キーの戻り反発はやや強めですが、ショートストロークゆえそれほど気にはなりません。
キーボードを本格的にタイピングしようとすると、キーピッチに一部狭いところなどがあったりして最初はとまどいましたが、慣れてしまえば問題ないレベルだと思います。
購入を検討されているようでしたら、このキーボードに実際に触れてみて、フィーリングが自分に合うかどうか確かめてみると良いでしょう。
キースイッチ部は、パンタグラフ式でした。
キートップがぐらつかず快適な入力で、なかなかの出来だと思います。
キーキャップの手前は緩い傾斜面になっており、指や爪を傷つけないように配慮がされていますね。
タッチパッドでのポインタ操作は、反応が良く指の動きに素直についてきます。
また、パッド面を軽く1回タップ(叩く)するとクリック動作、2回続けてタップするとダブルクリックと同じになります。こちらは、ポインタ操作をしているとタップされている場面がしばしばありましので、すこし反応が良すぎるなーという印象を受けました。
※タップクリックは、タスクバーの通知領域にある「Synaptics ポインティングデバイス」アイコンを右クリックして、「タップによりクリック」のチェックを外すと無効になります。
パッド右側のブルーのラインを指でなぞると、ウィンドウの縦スクロール操作になり、これは便利な機能ですね!
クリックボタンは手前に2つあり、左右に配置されているタイプよりも、自然に操作出来ると感じました。
USB のポートは、左右に各1ヶ所(計2ヶ所)あります。
ここには、使用頻度の高い USB メモリを挿してみました。
画像の木製 USB メモリは、レビューコンテストで受賞した時にレノボさんより頂いた賞品で多分非売品。
容量が 1GB しかなく、使える場面がここしか無かったので、どうかご勘弁を。。。
液晶部分の筐体は頑丈に作られていています。
試しに、液晶の(左右の)縁を手で持って“軽くひねる”と、けっこう強度があるのが分かります。
レノボさんらしい堅実なつくりに、またまた関心してしまいました。
AC アダプタは 20V-20A のモノで、電源ケーブルを含めた重量は実測で 255g でした。
この重さならばバッテリー切れのおそれを考えると、コンセントがあるところに移動するときは、AC アダプタを持参したほうが良さそうです。
理由は、予備の6セルバッテリー(※オプション)を持ち運ぶより軽いから。。。
裏面のフタを開けると、HDD と S.O.DIMM にアクセスできます。
Google から「“ideapad”+“改造”」の検索ワードで、このブログに訪問される方が多いので、何か改造ネタを披露したいところですが、さすがにお借りている商品を改造する勇気はありません
ライトチューンなら、メインメモリを容量の大きいモジュールに交換したり、HDD をSSDに載せ替えるなどですよね。
メインメモリの情報はこちら とこちらに、システムの情報はこちらに載せておきますので、興味のある方は覗いていって下さい(マシンよりエクスポートしたデータで、マニア向けです)。
※HDD→SSD換装はレノボさんに問い合わせないで下さい。純正品以外の部品の換装または内部改造は、保証の対象外になりますので、各自の責任で行って下さい。
オモテではネットブックですが、このマシンの自宅での使用方法を提案いたします。
まず、外部ディスプレイに(アナログ端子)接続して、操作性を高めます。外部接続時は 1,920×1,200 ドット 1677 万色までサポートされているので、広い面積でのウィンドウ操作が可能になります。
電源は AC アダプタから供給し、「Energy Management」という付属ソフトにて「Power Schemes」をPerformance(パフォーマンス)に設定、マシンパワーをフルに発揮するようにします。
フルサイズのキーボードとマウスを接続します(有線の場合はUSB端子、無線の場合は Bluetooth 接続)。
LAN は、速度重視ならイーサネットに接続し、無線LANのアクセスポイントがあればケーブルの煩わしさがないので、無線LANに接続してもOKです。(右側のアンテナが3本立っている、白いボックスが無線LANのアクセスポイント)
以上の構成ですと、デスクトップPC と同等の操作が可能になり、ウィンドウ操作はすごくすごく快適です。
また、MSオフィスをインストールし、ワード・エクセル・パワーポイント・IE7 を立ち上げ外部ディスプレイに表示して、実際に操作してみました。
マシンパワーは若干見劣りするものの、ライト感覚でアプリケーションを使用する程度でしたら、使えないことは無いですね。あまり重い処理をさせなければ、上の構成でデスクトップPCの代わりになるかもしれません!

最後に、モニター機をお貸しくださいましたレノボ様、モニタープログラムを提供してくださいましたアジャイルメディアネットワーク様、この場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとう御座いました。
※このブログ記事は ideapad S10e にて作成しています。
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コメント
デザインが気に入って、s10eの白を所有しております。唯一困っているのが、ファンノイズです。結構すぐにファンが回り始め、回り始めると結構うるさいと思います。ご使用になられてて、気になりませんか。あるいは、何か対策はされましたでしょうか。アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いします。
投稿: TokyoJoe | 2011/08/26 01:40
レノボさんのカスタマーサポートは優秀だと思うので、そちらにお問い合わせされるのが、一番はやく解決策に結びつくと思います。(それが標準仕様ならば、受け入れざるを得ません。アドバイスは難しいです。)
>唯一困っているのが、ファンノイズです。結構すぐにファンが回り始め、回り始めると結構うるさいと思います。
↑ 起動後のアイドリング時のファン音は静かだったと思うので、冷却系のトラブルを抱えている時の一般的なお話をしますと、何らかの原因で吸気孔や排気孔を塞いでしまっている場合、ヒートシンクや空冷ファンに埃などこびりついていて冷却能力が不足している場合、気温や室温が極度に高い場合、(後から導入した!?)常駐ソフトが重過ぎる場合、ウイルスやワームなどにセキュリティソフトが反応(駆除)している場合、電子部品が壊れている場合などなど、幾つも原因が考えられます。
ここで、トラブルシューティングを出来れば非常に嬉しいのですが、少ない文面からでは原因特定に至らない歯がゆさが残ります。
うーん、どうしよう。。。
ちょこちょこっと、貴方のPCをメンテナンスして差し上げたい気持ちは山々なのですが・・・、周りのPCに詳しい方にご相談されてみてください。お近くにPCも扱う家電店がありお時間が許せれば、相談だけするのはタダなので、PC持ち込みでお問い合わせするのも全然アリだと思います。
あと、大変失礼かと存じますが、ネットブックは2~3年間が寿命の商品と割り切る覚悟も必要だと思います。
投稿: kite | 2011/08/29 20:18