日本ビクター SX-WD1KT(ウッドコーンスピーカーキット) Vol.1

■ 日本ビクター SX-WD1KT
(スピーカーキット 2本1組)
ピュアな響きにこだわった、バスレフ型 8.5cm フルレンジ・ウッドコーンスピーカーのキットです。
このスピーカーキットは、同社のウッドコーン・オーディオシステム EX-AK1 で構成されているスピーカーをベースにハンドメイド化したものだそうで、ウッドコーンならではの暖かい音色が想像できます。
また(一回だけ下塗りされた)キャビネットは既に組み立てられていますので、クラフトマンの精神を愉しみながら、誰でも簡単な工作で組み立てることができ、お好みの塗装で仕上れば世界でひとつだけのオリジナルスピーカーの完成です。
オーディオの自作って、どういう音が出るか想像しながら手作りする喜びがあり、最初に音が出た瞬間は感動ものなんですよね!

まずは、構成部品の紹介から・・・
上の画像はウッドコーンスピーカーユニットです。
センターキャップとコーンに、伝搬速度と内部損失に優れる天然のカバ(樺)材が採用されています。
つい最近の記事でも紹介した、開発エンジニアの拘りがいっぱい詰まっているユニットですね。
▼ 過去の記事はこちらをご参照してください。
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.1
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.2
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.3
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.4
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.5
・「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.6


製品版(EX-AK1)のカタログを見ると、ボイスコイルには OFC 線をエッジワイズ 4 層巻き、磁気回路は強力なネオジウムマグネットとフェライトマグネットを採用、フレームは堅牢なアルミダイキャストでしっかりと支えている、と記載されていました。(ショートワイヤーは省略されていました)
ただ、このユニットに採用されているパーツの詳細は調べることが出来ませんでした。(たぶん同等のパーツだと思いますが、ビクターさん、教えてください!)
ちなみに、ユニットは防磁設計されています。

スピーカユニットの重量を計測してみました。
だいたい 410g 前後で、見た目よりズシリとした重量感があります。

“スピーカー端子台”と“スピーカー端子用コード”です。


スピーカー端子は金属製で、メッキ処理が施されていました。
スピーカーケーブルを直接接続する場合はネジ部にあいているφ5mm の穴(左上画像)を利用し、バナナプラグを接続する場合は φ4mm の穴(右上画像)にプラグを差し込みます。

(スピーカーユニットと端子を接続する)スピーカー端子用コードは、すでに平型ギボシ端子(メス)が圧着されています。ハンダ止めでなく圧着ですので、ハンダで音が変わるといった心配はありません。
また、配線済みのギボシ端子は大(+)と小(-)があり、プラスとマイナスの極性を間違えて接続できないようになっています。

吸音材は、粗毛フェルト(黒)と再生羊毛フェルト(白)の 2 種類があります。
素材は 200×170㎜ の大きさで各 2 枚用意され、自分でカットしてキャビネット内部に(接着剤で)貼り付けることになります。
貼り付ける位置と大きさで音質が変化する部分ですので、本当にカット・アンド・トライでクラフトを楽しめますね!
(カットする標準的な大きさと貼り付ける位置は、組立てマニュアルに図解で記されています)

バスレフダクト。材質はプラスチック製でした。
ダクト内径は φ24㎜ 、全長は約 160㎜ で、ダクトの先端は斜めに成型されています。
また、抜け落ちないようにダクトの端部にはリブがあります。
その他の付属品は、“スピーカーユニット用スクリュー”と“スピーカー端子台固定用スクリュー”があります。

今回はここまでです。
なお、このスピーカーキットの詳しい商品情報はこちらからご覧いただけます。
次回、組み立てと聴感レポートに続きます!!
≫商品はこちらより購入できます(ioPLAZA)
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