Lenovo“ideapad(アイディアパッド)S10e”実機レポート
グローバルカンパニーのレノボ・ジャパンより、待望の ウルトラモバイル PC ideapad S10e が登場しました!非常に興味深い製品です。

先日(2008.12.03)開催された AMN「レノボ・ジャパン ウルトラモバイルPC S10e」Touch&Try ブロガーイベントにて、触れてきましたのでレポートします。

■ Lenovo ideapad S10e
このセグメントの商品では“後発組”なだけに、他社よりも超えるモノを勝てる価格で市場に投入することが絶対条件。現在考えられる技術を詰め込めるだけ載せた、ユーザーが望んでいたスペックを満載しているネットブックです。希望小売価格 \54,800(税込)。

ThinkPad ブランドの製品は、ビジネスユーザー向けで日本の大和事業所で開発されていますが、この ideapad はコンシュマー市場向け、開発拠点は北京・上海(中国)となり日本からは ThinkPad の開発・品質に携わったシニアエンジニアやシニアマネージャーの方達が中国に常駐して開発の支援をしています。
品質に関しては「Lenovo スタンダード」という社内基準があり、環境・製品安全・耐ノイズ性能など、世界向け製品 ThinkPad で 15 年以上採用されてきた設計品質基準をクリアしています。
また、ThinkPad と同じ生産設備・生産ライン・品質基準で生産されていますで、ヘタレな製品では無くレノボさんが本気で作ったモデルなのが分かりますね。

ideapad S10e の主な製品仕様は、まず インテル Atom N270(1.6GHz/533MB/533MHz)を搭載、160GB HDD(2.5"SATA)、メモリー 1GB(オンボード512MB+スロット512MB/DDR2-SDRAM)、10.1"ワイド(1024×576)光沢液晶ディスプレイ、外形寸法 250×196×22-36mm、重量 1.38kg、6セル Li-ion バッテリー(駆動時間:5.3時間)など。
OS は、Windows XP Home Edition, Service Pack 3 を初期導入済みです。


接続性は、802.11b/g ワイヤレス LAN(WiFi準拠)、Bluetooth、イーサネット(RJ-45)、4in1 カードリーダ、ExpressCard/34、USB×2、VGA ポートなどを搭載。

女性を意識したピンクのカラーリング、落ち着いた綺麗な色です。
カラーバリエーションは 3 色。12月6日からパールホワイトボディのモデルが発売され、来春(2009年2月)からピンクとブルーボディの発売が予定されています(キーボード・液晶のベゼル部など操作面側のカラーはすべてのモデルで白色を採用)。
光沢があり非常に細かい凹凸が施された塗装仕上ですから、見る角度によって表情が変わること、手で触れたあとがあまり目立たない点が良いと思いました
ブラックボディは ThinkPad の意匠があるため当面採用の予定は無し、同じ理由であの“赤いトラックポイント”も載っていません。ここらへんに拘る方は 12.1 型ワイドの ThinkPad X200 シリーズがあるので、そちらを選べばよいと思います。

キーボードについては、“スコスコッ”とタイピングできたのが好印象でした。こちらは大和の技術が投入されているか聞けばよかったですねー、ちょっと忘れてました(Lenovo さん内緒で教えてください ⇒ blogで公表しますw)。
キーピッチは、フルサイズキーボードに対しての比率が横92%・縦85% ですので、ちょっと慣れれば両手で問題なく使えると思います。
こちらは、Lenovo さんよりモニタープログラムが用意されていますので、当選した場合はじっくりと弄くってみたいです(宜しくお願い致します)。

ディスプレイ関連を幾つかまとめてみました。
上の画像は全画面キャプチャしたものです。クリックするとポップアップ(ライトボックス)で実機と同じ解像度で表示されますのから、まずは画面の広さを確認してください。

液晶の解像度は 1,024×576 ドットで変更は不可でした。
10.1 型のワイド液晶を搭載しているので、WXGA(1,280×768)くらいは欲しいところですよね。外部モニター接続は 1,920×1,200ドット 1,677万色の表示が可能ですから、こちらは合格でしょう。
▼ マニアの方のために、こんな情報(Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile Report)も載せておきます。実機よりエクスポートしたデータです。
Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile Report Report Date: 12/03/2008 * Accelerator Information * Accelerator in Use:Mobile Intel(R) 945 Express Chipset Family * Devices Connected to the Graphics Accelerator * Active Notebook Displays:1 * Notebook * Monitor Name:プラグ アンド プレイ モニタ Display Power Management Support: * Other names and brands are the property of their respective owners. |

Lenovo クイックスタート。
電源オフの状態から、電源オン数秒でブラウザやメールが使える機能です。
Winodows XP を起動する前にコチラが立ち上がり、ブラウザ・音楽・画像・インスタントメッセンジャーなど、すぐにアクセスが可能になりますからネットブックの用途を考えると便利な機能かもしれません。
XP を起動する場合は、画面中央下のコンピュータアイコンをクリックすれば OK です(すぐ右隣のアイコンはソフト電源ボタン)。

Novo ボタンを押すと、アプリケーション・ランチャーが立ち上がります。

ボタンをクリックすると、お気に入りのアプリケーションを登録できますので、自分仕様にカスタマイズも可能ですね。

6 セルのバッテリーが標準装備されます。駆動時間はカタログでは 5.3 時間。
3 セルのバッテリーがオプションで用意されているので、開発当初は 3 セルで行きたかったのが予想できますね。ただ 3 セルだと「バッテリー駆動時間が短い」と絶対に言われるので仕方の無いところですか。デザインのバランスが悪くなること、重量が増えるがデメリットだと思いました。
他社さんは、3 セルと 6 セルバッテリーが標準装備されているモデルがあるので、こちらは見習って欲しいです。

液晶画面の上部には 130 万画素の WEB カメラが設置してあり、パームレストにはマイクを内蔵、動画会議やビデオチャットなど使い方はさまざまです。
130 万画素の解像度は、このクラスのモデルとしては頑張っていると思います。

カラフルなインジケータ LED がオシャレ。
また、本体前面にはステレオ・スピーカーが内蔵されています♪

少しの時間しか触れることが出来ませんでしたが、レノボさんらしい堅実なつくり、見えないところまで気を配っている品質の高さは高く評価できますね。
ideapad S10e の品質は ThinkPad 譲りですので、Lenovo のネットブックは安心感があります。

今回、レノボ・ジャパンさんがウルトラモバイル市場に参入することによって、世界大手 4 社のモデルが日本で全て揃ったことになります。各社とも似たようなスペックでありながらオリジナリティあふれる商品を展開をしていますので、ユーザー側から見ると選択肢が増えることは喜ばしい事だと思います。
今一番成長しているセグメントなだけに、各社の今後の動向が非常に楽しみです。
● 追 記
レノボさんのモニタープログラムに当選しました!
そのときのレビュー記事は、こちら↓にあります。
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