「日本ビクター EX-AR3 ウッドコーンオーディオシステムの魅力」 Vol.5
続いては EX-AR3 のプレーヤーとアンプ本体についてです。
増幅回路には、ビクターのデジタル技術を終結したデジタルアンプ、第3世代の「DEUS(デウス)」を搭載しています。
先ず PWM 変調回路ではデジタル・フィードバックをして高精度な PWM 信号を生成。
スイッチングパワー段ではデジタル増幅過程で発生するノイズや歪み、接続したスピーカーからの逆起電力も排除するアナログ・フィードバックにて、デジタルアンプの高音質化を実現しています。
また、圧縮されたデジタル信号を高音質化する「K2テクノロジー」を搭載。
これは、ビクターエンターテイメントと協力し開発した独自の高音質化技術で、ビクターのレコーディングスタジオやマスタリングスタジオの高音質も支えています。
アナログ信号からデジタル信号への変換や、デジタル信号圧縮処理の際に欠落する音楽情報を、変換前の信号波形を想定して再生成する独自の技術で、実際にCD の 1/10 くらいの情報に間引きされた MP3 のソースを「K2テクノロジー」を通して聴いてみると、信じがたいほど表現力豊かになっていました。
(K2テクノロジーは、1987年に開発をスタートして以来、進化しつづけています)
本体のボトムシャーシには厚さ 12mm のアークベース(画像で黒くみえるプレート)を固定し、不要な共振を抑えるほか剛性の向上と低重心化を実現しています。
3点支持のインシュレータは、真鍮を組み合わせたハイブリッド構造。
真鍮素材は重心を下げる効果もあります。
ディスクトレーの材質は、ガラス入りの樹脂を採用し高剛性化を実現。
おもて面にはスエード調の塗装が施されています。
トレーの裏側はハニカム構造のリブを成型し、さらに強度を高めています。
本当は、内部の構成部品や基板回路(特に電源部)についてレポートしたかったのですが、(情報不足のため)本体の情報はここまでです。
次回に続きます>>
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