価格性能比が抜群に良い日本HPのPCを紹介します
外資系ソフトウエアベンダーに在籍していたことがあるので、パートナー企業である日本ヒューレット・パッカード(以下 日本HP)さんとは、良く連絡を取り合っていました(かなり昔の話)。
当時はパソコンではなく UNIX ワークステーションを使っていて、ソフトウエアが不具合(premature exit)を起こしたときにハードが原因なのかソフトなのか原因追求のためです(マルチプラットフォームのため、日本HPに限らず大手ハードウエアベンダーすべてに対して行っていました)。
だから、以前よりお付き合いがあり全然知らない訳ではないのですが、“日本HPのパソコン”=“コンパック”みたいなイメージがあったので、最近まであまり興味が湧かなかったのが本音!
しかし、2年ほど前からPC世界シェア1位になっているのを知り、日本HPのパソコンについて詳しく知りたくなりました。
そこで、先日開催された「VC EXPO2008」にて、日本HPのマーケティング、エンジニア
、コミュニケーション
3名の方にいろいろとお話を伺いしてあります。それではレポしましょう!
PC : Pavilion Desktop PC m9380jp/CT
液晶モニタ : HP w2228h
ミニタワー型のこのマシンは、コストパフォーマンスが抜群に良く、中・上級者から高い評価を受けている機種です。
マーケティングの方のお話ですと価格設定が巧妙で、BTOで高性能な部品をオプション追加するごとに、価格が高くなればなるほど割安感が得られるとのこと。
ネット販売の 50% くらいはこのデスクトップPCだそうで、どれだけ価格性能比が良いかは、試しに日本HPのホームページ上で「見積り」をしてみれば実感が湧くと思います。
秋葉原で同じパーツを購入して自作PCを組み立てるよりも、断然お得なマシンになるはずです。
▲ クリックで拡大表示(1024×768)
社員の方にお願いをして、側板を開けて貰いました!(こんな図々しいことを言えるのは私だけ !?)
各ドライブへのアクセスなどは上の写真でお分かり戴けると思います。
ケース手前上段は5インチのオープンベイ、下段は内蔵HDD用と追加用HDDのポートがありますね。
ケースファンはリアに1基ありフロントには無し、うーん・・配線は結構ごちゃごちゃしてます。
マザーボードは、アスーステックの micro-ATX が載っていました。写真では分かりませんが日ケミのケミコンが多数搭載されていたのは好印象です。
マザーボードについてお伺いしたところ、アスーステック製(ASUSTeK Computer Inc.)、または、フォックスコン製(Foxconn Electronics Inc.)の採用率が高いとのことです。
ただメーカー製マシンである以上、安定性を重視しているので最新技術のパーツでなく一昔前の“こなれた”というか“じゅうぶんに検証された”パーツが基板に装着されているのは仕方の無いところですね。ベンチマークテストで自作PCと比較すると若干スコアは低くなることが予想されます。
ファンの詳細は不明ですが、CPUファンには「ASUS」のロゴがありました。アイドリング中の回転数は低速~中速回転くらいで意外と静かでした。BIOS をチューニングし、きめ細かく温度管理しているらしいです。
メモリについは結構いろいろな大手メモリメーカーの名が挙がりました。仕入れるタイミングでメーカーは変えているそうです。
電源はデルタ電子製で、最大出力480Wのものを搭載。
電源を見たときは「あっ、やっぱりなー。」と思いました。地味ですがメーカー製PCなどで数多く採用されている安心感のある電源ですよね!玄人好みの電源です。
フルアルミボディのモバイルPCです。発売以来、売れに売れている機種ですので既にご存知の方も多いと思います。
外観はヘアライン加工(細い研磨目をつけた仕上げ)、表面処理はアルマイト(陽極酸化皮膜処理)にて表面を硬化させていますので、見た目にも美しくキズが付きにくいのが特徴です。
外形のサイズは 255×166mm なので B5 の用紙よりやや小さいコンパクトなボディ。カドに丸みをおびたお洒落なデザインですので男女を問わず幅広いユーザーの方に支持を受けています。
ディスプレイは 8.9 インチワイド液晶を搭載し、最大解像度は WXGA(1,280×768)。
操作性を考えると横方向のスクロールは少ないほうが良いので、横1,280ドット もあればモバイルでマトモに使えると思います。
モデルは、スタンダードモデルとハイパフォーマンスモデルの2種類があり、OS・プロセッサ・メモリ・HDD・無線LANの仕様の違いと、大容量バッテリー・Bluetooth・webカメラの“有り”、“無し”です。
両者の価格差は 2 万円程度ですので、買い得感が高いのはハイパフォーマンスモデルだと思います。
キーボードについてはキーピッチが17.5×17.5mmですので、コンパクトボディでもフルサイズ(19mm)感覚で使えるのも良いと思いました。また、ファンクションキーが装備されているのも高く評価できますね。
シルバーのボディはカッコいい!そして、質感の高さに注目してください!!
通風孔はスリットの内部にパンチングメタルで、細部までしっかりとデザインされているのがお分かり戴けると思います。
▲ ハイパフォーマンスモデルに標準装備される 6 セルバッテリー
バッテリーの駆動時間は、標準3セルバッテリー使用時で最大約2.3時間、6セルバッテリー使用時で最大約4.6時間(カタログスペックより)。
自らこのマシンのユーザーである社員の方から伺った話では、「(バッテリーが劣化していなければ)カタログに記載されている時間に近いセンで使える。うちは結構マジメなんですよ!」とのこと。この業界で経験を積んできた方のお話ですので、ある程度信用してよいと思います。
以上、日本HP流の冴えたモデルをほんの少しだけ紹介しました。
また最近では、コンシュマーをターゲットにしたミニノート HP Mini 1000 の新商品発表が行われました。他の新商品も続々と登場しています(日本HPさんの今後の展開に目が離せません!)。
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