ThinkPad W700 レビュー(1) 「モバイル ワークステーションの紹介」
Lenovo さんより、ThinkPad W700 を期間限定モニターでお借りすることが出来ましたので、商品レビューを開始いたします。
デスクトップ ワークステーションの機能をノート型コンピュータに詰め込み、モバイル性を追求したモンスターマシンで、「モバイルワークステーション」の称号を与えた ThinkPad のフラッグシップモデルです。
■ ThinkPad W700 の主な特徴
- CPU は、インテルの最新プロセッサ Intel® Mobile Quad Core プロセッサーを搭載可能
- 2 つのメモリー・スロットを備え、最大 4GB まで拡張可能
- 独立グラフィックスは、ハイエンドモバイル NVIDIA® Quadro® FX 2700M(512MB)もしくは Quadro FX 3700M(1GB)を採用。
- 業界初の 128mm×80mm デジタイザ搭載モデルあり、内蔵デジタイザペンにて操作性を向上
- カラーキャリブレーション機能内蔵モデルあり、液晶ディスプレイの経年変化による輝度や色温度を校正
- 液晶は、17 型 WUXGA(1920x1200)もしくは WXGA+(1440×900)のワイドパネルを搭載
- 2.5 インチ HDD を2基搭載、RAID 0(ストライピング:出荷時設定)か RAID 1(ミラーリング)構成が可能。
ここで幾つか特記事項。レビュー用にお借りしているモデルには「Not a Customer Ship Level Sysytem」とのシールが貼ってあり(完成度は高いけれど)製品出荷レベルには少し達していないこと、型番が「27523AU」であり日本で現在発売してるラインアップには無いこと、OS が Windows Vista Ultimate 英語版であることが挙げられます。
(日本向け)出荷モデルとは一部異なることがありますので、あまり突っ込んだことはせず、ThinkPad のテクノロジーを中心に記事をまとめていきます。
まずは、大きさを見ていきます。本体寸法(W×D×H)は、 410 x 310 x 40.6-41.4mm。
画像は A4 のコピー用紙を(比較のため)置いていますが、大きさは A3 用紙(420×297mm)とほぼ同じです。
17 型の液晶パネルを搭載するにはこれくらいの大きさが必要で、携帯性のために何かを犠牲にすることなく、デスクトップと同等の感覚で使える操作性はストレスを感じさせません。
可搬性を考えてか、フロントサイドはカットしてあります。
イベントで見たときはデザインのためと思っていましたが、パネルを閉じて移動する際に片手で提げて持ってみると、非常に持ちやすい形状でした。
パネルを開けて操作する時は、手前側が薄く見えることにより圧迫感を感じさないグッドデザインも優秀です。
▲ 左:ThinkPad W700 右:EIZO FlexScan HD2452W
外部接続して、デュアルディスプレイ構成にしてみました。
17 型と 24 型の違いはあれど、共に 1,920x1,200 ドット 1,677万色表示可能なモニターです。
グラフィックスメモリを 1GB 搭載している NVIDIA® Quadro® FX 3700M のパワーは凄まじいものがありますね(外部接続の最大解像度は2,048×1,536ドット、色数1,677万色)。モバイルワークステーションの実力を(少しは)分かって戴けましたでしょうか。
これだけの作業面積があればグラフィックス操作は文句なしですし、下手なデスクトップ PC は要らないという話になってしまいそうです。
Lenovo さんのイベントに参加した時に、マーケティングご担当者、様々なエンジニアの方に、ターゲットユーザーについて伺ってあります。
やはりというか、CPU とグラフィックスの使用負荷の高いユーザがメイン。DTP などのグラフィックス関連の出版業、デジタル写真のプロユーザー、製造業など現場での使用を想定されているそうです。
グラフィックスを扱う業界ですと、ディスプレイに表示されている色とプリンタなどで印刷した色には必ず違いが生じますので、印刷物に合わせてモニター側で色を補正しなければなりません。
プロの写真の現場では、撮影したその場ですぐに確認作業に入りますので、スタジオや街頭撮影ではモバイル環境が必須になる。
製造業では CAD・CAM・CAE あたりがターゲット、3 次元のバーチャルモデルを扱うには絶対的な CPU とグラフィックスパワーが必要になります。デザイン・設計段階では、異なるセクションの人が集まってモデルを検討する時にモバイル性はあったほうが良い。
あとは、CG アーティストやクリエイター、コアなゲームマニアの方などにもウケるとおもいます。
とにかく、高性能コンピュータが簡単に持ち運べて、しかも驚くほどの超静音設計、堅牢性には文句なし、その場その場で確認・決定できる携帯性が売りですよね。
レビューは続きます。暫くのあいだお付き合いください。
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コメント
はじめまして。
W700のタブレットの仕様が気になっています。
筆圧機能は何段階でしょうか?
(1024 or 512)
もしよろしければ、教えてください。
投稿: まる | 2008/10/02 06:24
現在問い合わせ中ですので、暫くお待ち下さい。
もしかすると、レノボの方からコメントが頂けるかもしれません。
投稿: kite | 2008/10/02 10:48
>まるさん
レノボ・ジャパン様より、以下の回答を特別に頂きました。
「ご質問への回答は、256階調になります。」
こちらは、公表していない情報ですので、ココだけの話にしてくださいね。
よろしくお願いいたします。
また、レノボの関係された皆様へ、無理なご相談に乗っていただき、誠に有難う御座いました。
投稿: kite | 2008/10/04 03:13
256でも十分使えるらしいので、安心しました。
投稿: まる | 2008/10/06 23:50