PCM1794 2para DAC(4)
使用部品等の補足説明と、変更・改造について。。。
まず、基板上に赤いケミコンが多数目につきますが、これはマルコンのOSコン(CMFシリーズ)です。低ESR・長寿命・f特性が良いなど優秀なコンデンサだと思います。赤いのでELNAのセラファインやBGのノンポーラに見間違えそうなので、いちおう書いておきましょう。
IV変換やLPFに使用している抵抗は、Mills ResistorのMRA05です。価格と音質が比例しているとは思いませんが、音質を左右する重要な部分ですので良質なものを使用しています。ちなみに、この抵抗を通すと色づけの少ないナチュラルサウンドになりました。また、IV変換の抵抗は470Ωで計算していましたが、330Ω以下に変更させる予定です。
同部のコンデンサは双信のDMコンデンサ(ディップマイカ)です。これよりランクが上のSEコンデンサ(トップグレードマイカ)もありますが、高価すぎて買う気がしません。
OPAMPは定番のT.I 製NE5534P(1回路)が6石で、価格のわりに音質がよいので気に入っています。PCM1794のデータシートを読むとIVセクションにはNE5534、DifferentialセクションにはLT1028がオススメと書かれています。まぁOPAMPはお好みで相当品をチョイスすればよいので、OPA627BPが6石なんていうのもありですね。そのうちにテストしてみます。
秋月取扱いの基板端子台は、線材をしっかりとホールドしてくれます。また、足のピッチは精度良く作られていますので、基板にすんなりと挿すことができました。これは使ってみて良かったので、今度まとめて買ってきます。
電源基板はLED電源を復活させました。DAC基板への入力はアナログ回路用の±15V、DACアナログ用の5V、DACデジタル用は5V入力から3端子レギュレータで3.3Vを生成し供給しています。この電源も音質を左右する重要な部分ですね。
現在、アナログ出力はアンバランスのみですが、(バッファーを通せば)バランス出力も追加できるので、時間をみて改造してみようかなと思います。
もっと弄くるつもりでしたが、いきなり高音質で特性も良かったので、これぐらいの変更で済ませようと現在考えています。
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