空冷 超静音パソコン(6)
CPUの温度上昇はコア電圧の2乗とクロック周波数に比例する
という理論・法則があります。
つまり、CPUをオーバークロックすれば温度は上昇し、オーバークロックするためにコア電圧を昇圧させれば、さらに上昇することになります。
その逆に、クロックダウンしてコア電圧を下げられれば温度は下降するので、こちらはパソコンの静音化につながります。もちろん、CPUクロックは定格のままでも構いません。(本題はこちらです)
これには対応するマザーボードが必要なのですが、うちの環境でPentium4 3.2C GHz(コア定格電圧=1.55V)は、CPUクロックを3GHzまで落とし、コア電圧=1.2625Vで常時稼働しています。静音性とパフォーマンスを考慮して決めました。また、クロックを2分の1(1.6GHz)にまで落とせば、コア電圧=0.975Vで安定動作することも確認しています。
どこまでコア電圧を下げられるかはCPUの個体差によって異なりますが、低電圧駆動は比較的リスクの少ない方法なので、静音化のために試してみる価値はあると思いますよ。
発熱量は「ジュールの法則」で計算できます。コチラも何かの参考に。
熱エネルギー(J) = E(電圧:V)× I(電流:A)× t(時間:秒)
※J=ジュール
Q(発熱量:cal) = 0.2389 × E(電圧:V)× I(電流:A)× t(時間:秒)
※1カロリー≒4.2ジュール、1ジュール≒0.2389カロリー
※カロリーの定義は1グラムの水の温度を1℃上げるのに必要な熱量
| 固定リンク
「パソコン」カテゴリの記事
- NEC「LAVIE Hybrid ZERO(HZ650/CAS)」に触れてきました!(2015.11.29)
- 【移転】マウスコンピューター「G-Tune : Garage 秋葉原店」に潜入してきました(2013.12.15)
- マウスコンピューター「MDV ADVANCE」、新コンセプトデザインのPCケースがイケてます!(2012.05.30)
- 迅速対応のDELL法人サポート体制に惚れました!(2012.05.04)
- マウスコンピューター “LuvBook Kシリーズ”に触れてきました(2011.12.11)
コメント