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2006/02/08

空冷 超静音パソコン(4)

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Matrix製 Orbital MX2シリーズ
5インチベイ内蔵 USB接続 バックライト付き 液晶キャラクタディスプレイ(LCD)です。

また、PWM制御のファンコントロール機能が内蔵されていますので、「LCDC」という付属のソフトで、専用の温度センサーやマザーボード上の温度センサーの値を常時モニターし、ファンの回転を0~100%の範囲で全自動で制御することが可能になります。PWM制御なのでファンの回転を目で追えるくらいまで下げられます。

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全自動ファンコンの使用方法は、温度センサを選択して、ターゲット温度(Target temp)とファンの最低回転率(Minimum PWM %)を設定します。そしてAdvanced controlの項目を「Auto,temparature based」に選択しておしまい。あとはソフトを常駐させておき、センサの温度がターゲット温度を下回っていれば、ファンは最低回転率で回り続けます。もしも、センサの温度がターゲット温度を超えれば徐々にファンの回転数が上がり、冷却されていけばファンの回転数は徐々に下がり、ターゲット温度以下になれば設定した最低回転率で回ることになります。

変わった使い方では、CPUの使用率が0%の時にはCPUファンは停止状態、100%の時にはCPUファンは最高回転数の50%回転で、その間はCPUの使用率に応じてファンの回転数をリニアに制御するなんてことも、やりようによっては可能です。

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専用温度センサーのコネクタは4個、ファンのコネクタ(Advanced General Purpose Outputs)は3個です。

また、GPO(General Purpose Outputs)が3つあり、出力+5V 20mAなのでLEDを直接点灯させたり、リレーを接続して何かに連動させることも可能です。こちらも「LCDC」から制御できますので、メールがPOPサーバに着ていればLEDを点灯させるとか、CPUの温度が40°以上になったらLEDを1個、50℃以上で2個、60℃以上で3個点灯(以下になったら消灯)させる設定をしておき、温度をモニターするなんでことも出来ます。

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LCDにはPCで読み取れるあらゆる情報を表示可能です。こちらはプラグインが豊富に用意されていますので、存分にカスタマイズしてください。
ディスプレイはテロップを流すようにしたり、カーテンクローズ(オープン)、ブリンクなど多数あります。表示時間も秒単位で設定できます。

非常に高機能で汎用性のあるパーツなので使いこなすのは大変なのですが、こんな楽しくて遊べるデバイスは滅多にありません。パワーユーザーを名乗る方に特にお勧めします。

機能が多すぎて説明しきれないので、
↓より詳しい使用方法はこちらにあります。↓

USER'S SIDE WEB Press Matrix Orbital 集中講座

LK202-24-USB Revision:2.0のテクニカル・マニュアル(英語)
LK202-24-USB_TM.pdf  (1.33 MB)

LCDCのマニュアル(英語)
http://www.lcdc.cc/help/index.htm

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