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2006/02/27

空冷 超静音パソコン(9)

このパソコンに挿してあるので、タイトルはこれで・・・

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PC用サウンドカードの「Creative Professional E-MU 0404 Second Edition」です。

「極上のステレオ再生環境とスタジオクオリティの録音品質を追求 全ての音楽を愛する人に捧げるピュアデジタルオーディオシステム」と化粧箱には書かれています。

まぁ、使用パーツと回路を見ればどれほどの音質なのかは大体想像がつくと思いますので、下の方にあるデータシートを見ながら回路を追っかけていくと楽しいと思います。

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肝の部分です。このE-DSPチップの仕様は非公開なので詳しくはわかりません。

DSPとはDigital Signal Processorの略で、デジタル信号処理装置ですね。

商品の性格はDTM向きなので、エフェクトが500個ほどプリセットされています。

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上半分がアナログ入力回路。A/DコンバータはバーブラウンのPCM1804(192kHz/24bit/SNR111dB/DR112dB)。

下半分がアナログ出力回路。D/Aコンバータは旭化成マイクロシステムのAK4395(192kHz/24bit/SNR120dB/DR120dB)。

I/V変換やフィルター用に、OPAMPは新日本無線のNJM2068。

パスコンやカップリング用のケミコンは台湾製なので、改造するならココかな。

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デジタル入出力回路。

右上のほうにあるDIRは旭化成マイクロシステムのAK4112(96kHz/24bit)。

左のほうにRS422ドライバ・レシーバ、小型トランス(同軸デジタル用)、フォトカプラーなどが載っています。

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入出力端子です。

RCAアナログ入出力、同軸デジタル入出力、光デジタル入出力、MIDI入出力が各1系統あります。

デジタル入出力は192kHzのサンプリング周波数には対応していません。96kHzまでなのでちょっと残念ですorz 。




アナログ出力で44.1kHz/16bit(CDのクォリティ)のデジタルソースを聞いてみると普通に良い音はしています。

192kHz/24bitのデジタルソースだとプラセボ効果もあり、スゴイの一言ですね。空気の震えや奥行き感はTDA1541A DAC以上と感じました。



※データシートはこちらです。
(使用される場合はメーカーの最新のデータシートをご参照ください)

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