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2006/01/26

水冷 究極静音パソコン(15)

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自作の水冷HDDクーラを1個追加して、パイピングの方法を変更しました。

(前の接続方法はこちらで、Y字フィッティングで分岐させていました)

ラジエータで冷やされた冷却水は、下段のHDDクーラに入り、中段、上段へと流れHDDを順次冷却します。

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上段のHDDクーラを通った冷却水は、HDDの上をまたいでケース下方に流れ、リザーブタンクに戻ります。

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静音の方はフル負荷テストの結果、(PC電源以外は)冷却ファンは回さなくて良さそうです。ちなみに室温は25℃でテストしました。まだ完全なファンレスマシンではありませんが、タイトルどおりの究極静音マシンの完成形に近づきました。パソコンがウルサイと感じている方、安定性を求める方、強制空冷では得られない静音性と安定性の水冷をお勧めします。


マシンスペックとオーバークロックのコツなどを、ちょっと。

CPUはPentium4 2.4C GHzをオーバークロック(OC)して常用3GHzで使用してます。カツ入れ(コア電圧の昇圧)は+0.5V +0.05Vほどしていますが、水冷させているので安定性はバツグン。Northwoodコアなので消費電力が少く発熱量は控えめです。

メモリーはバスクロックを上げているので、これにシンクロさせるためADATA製のPC4000(DDR500)を使用しています。こちらのカツ入れは+0.3V(メーカ奨励値=2.8V)しています。

マザーボードはMSI製でチップセットに865PEを使ったもの。MSIは赤レジストが定番ですが、こちらは黒レジストでちょっと渋め。ABITやASUSのマザボのほうがOC向きみたいですが、好みのメーカなのでこれで。

HDDはSeagateのBarracuda7200.7(PATA)が3個。1個がシステム用で40GB、残り2個は160GBのものをストライピングして1ドライブとして認識させ、データ用に使用しています。システム用とデータ用を別ドライブにすることで、たとえOSがクラッシュしてもデータ用ドライブは比較的簡単に復旧できると思います。データ用ドライブがクラッシュするとこの構成では復旧は困難なので、RAID1(or RAID5)にするという選択肢がありますが、水冷にしていますのでリスクは少なくなっていると思います。

PC電源はGUP企画商品(TOPOWERのOEM?)の超静音電源ユニットで、ファンは山洋電気製の2000rpmのものが(うちの環境では負荷を掛けても)ファンコン機構でトロトロと回っていて非常に静かだと感じます。ATX/EPS両対応の電源なので信頼性も期待できると思います。(電源は多少コストが掛かっても良質な物を使いたいものです)

いわゆる、ひと昔前のスペックなのですが、次世代OSの「Windows Vista」が出てきて落ち着くまでは、スペックアップは暫く待つことにします。

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(XeonやOpteronなどの絶対性能は個人用途では必ずしも必要でないので、選択しませんでした。)

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