水冷 究極静音パソコン(1)
水冷フルシステム、安定動作可能な究極静音マシンです。
ノイズは動作音が静かで有名なSeagateのHDD(PATA/Barracuda 7200.7)の音しか聞こえてきません。
このblogを始める前から水冷マシンは稼働してましたが、HDDクーラーを追加して再構築しました。
水の循環経路は、ポンプ → ラジエータ → HDD → チップセット → CPU →メモリー → VGA → リザーバータンクの順番にしてあります。理想的にはラジエータの直後に使用動作温度範囲の低い部品や発熱量の少ない部品をつなぐのが良いと言われてますが、冷媒は水なのであまり気にする必要は無いかもしれません。レイアウト重視で直線的につなげるほうが良いと思います。
各水冷ブロックをつなぐ配管材は、大部分にステンレスパイプと銅パイプを使用してます。やはり、強度は金属製の方が有利ですし、MOD系マシンには興味ないので樹脂系のチューブは選択しませんでした。ちなみにステンレスパイプは加工性が良くないのと、フィッティングのメーカーを選びますので、銅パイプでの配管の方が無難だと思います。
また、部分的にシリコンゴムチューブとポリウレタン製チューブを使用しています。シリコンゴムチューブは熱や経年変化に強いですし、柔らかくて曲げ半径も小さくできるので、柔軟性の必要な部分にはお薦めできます。ポリウレタン製チューブは水の流れを確認する目的と、水路を分岐したときに片方だけに水が流れないようにするためです。たとえ片側しか流れなくても、流れている方のチューブを指でつぶせば水は両方に流れはじめます。
どうでしょうか、このシステムならばあまりスペースをとりませんし、自作パソコンはパーツを付けたり外したりを頻繁にするものだと思うので、そんな場合でも比較的容易に再構築が出来るはずです。
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コメント
はじめまして。
すごい!
私も?オーディオ用PC作ろうかとか妄想しているのですが
騒音対策をどうするか?HDDの放熱をどうするか?とかで現Comさんの放熱板を捕獲したり。やりようが無いなぁーとか思ってましたけど水冷とはすごい!
工作機械を使える人がうらやましい~!
投稿: 龍一 | 2005/09/26 21:19
龍一さん、はじめまして。
HDDの熱はやっかいものですよね。うちのはすべてSeagate製なのですが、スピンドルモータの発熱よりも、基板のコントローラICがかなり熱く(70~80℃)なる場合があって、それが原因でHDD全体が暖められている感じです。
あと、セカンドマシンはAVパソコン、兼各種サーバー仕様になっていて、こちらは空冷なのですが、ファンレスの電源とか、HDD静音BOX、ソフトウエア制御のファンコンなんかを使い、水冷並みに静かだったりしていますよ~。(石はpentium 4 3.2GHz Northwood)
投稿: kitefield | 2005/09/27 17:54
おおっ!ファンレス電源ですか。
ノートマザーで電池駆動でシャーシ放熱でファンレスに。。。
とか思って部品捕獲したりしましたがIDEの取出しとかで実現していません(爆)
HDDがにゃーにゃー言うので不良かな?とか思ったりしましたが熱による誤差をキャリブレーションしてるんですってね。
知らなかったです(爆)
コントローラ熱いというか?よく壊れないものだと感心します。
投稿: 龍一 | 2005/09/27 19:25
HDDから猫の鳴き声ですか?
にぎやかそうで、いいですね。
うちのは「じーじー」と言ってますけど。
なんか、めげそう。。。
IBM(HGST)のHDDはSCSIの地位が優位であったころによく使ってましたよ~。
でもクラッシュも多かったので、最近はSeagate党になってます。
あと、キャリブレーションの意味は較正(補正)なので、サーマルキャリブレーションで、「熱膨張によるヘッド位置の補正」と解釈していますが・・・
投稿: kitefield | 2005/09/27 21:50